TIG溶接機に負けず劣らずの半自動溶接機WT-MIG160の使用感、
また炭酸ガス使用、ノンガスでの比較をご紹介したいと思います。
母材は厚みが約3mmの鉄板を隅肉溶接していきます。
溶接を行う前に半自動溶接機を使用するメリットとしては、
①初心者でも比較的簡単に出来る。
②溶接スピードが速い。
③ノンガスでの使用が出来る
④両手でトーチが送れる。
逆にデメリットは、
①スパッタ、ヒュームが多い。
②TIG溶接と比べると仕上りが見劣りする。
③満足の得られる溶接をするには細かい電圧と電流の調整が必要。 (参考数値はあるので後は微調整)
自分的にはサクサクと溶接が出来る半自動溶接はおススメです。
先ずはノンガスで溶接していきます。【ノンガスフラックスワイヤー】
仕上りは画像の上の様に若干スパッタが多い印象ですが、ノンガス溶接セットに付属のカップブラシで研磨すると、、ビードもしっかりと確認出来ていい感じです。
更に二層、三層目を溶接します。
仕上りがコチラ。
決して上手い方ではないのですが、しっかり溶け込んでいて溶接が出来ています。
続いてはガスあり、同じ条件で溶接をしていきます。【軟鋼用ソリッドワイヤー】
更に二層、三層目も溶接をしていきます。
スパッタも少なくキレイに溶接が出来てますね。
最後に半自動溶接のコツとしては、
※トーチの角度は一定に
※トーチの高さも一定に
※トーチを送るスピードも一定に
※姿勢や体の使い方も注意する
実際に半自動溶接を行って意識する事はトーチの角度と高さ(母材からトーチの距離)です。
溶接に集中してると知らず知らずのうちにトーチが母材から離れていっている事が
あり、その時は若干溶接不良をおこしてる印象がありました。
ただそこだけ気を付けてもらうと、半自動は初心者の方でも扱いやすく、
一台でガスありノンガスと選ぶ事が
出来るので、先ほども書きましたがすごくおススメの機種です。