こんにちは。
弊社は日々、溶接や切断に関するいろいろなお問合せをいただきますが、
先日、以下のようなご相談がありましたので参考になればと思います。
“厚み9mm程度の鋼板を切断したいが、裏はコンクリートで埋まっている。“とのこと。
通常、プラズマ切断機を使用する場合は切断する裏側に火花が抜けるので裏側にはそのスペースが必要です。
弊社はWT-60とWT-100、2種類のプラズマ切断機がありますが、WT-60はトーチ先端のチップを鉄板に接触させないと切断できないので裏にスペースがないと火花の逃げ道が無く、切断できませんが、WT-100は出力が強く、鉄板から多少離して(非接触)でも切断できるので実際に試してからお客様へ以下のように回答しました。
お問い合わせいただいております切断の件ですが、
9mmの鉄板をコンクリートの上に置いた状態でプラズマ切断して みました。
(使用したのはエアープラズマ切断機WT-100 三相200V)
9mm厚ですと厳しいかなと思いましたが意外と楽に切断できまし た。
(溶接面をかぶって切断するとチップ先端からレーザー光線のようにアークが出るのでそれを鉄板に対して斜めにあてるようにして切断)
ただ、勢いがありすぎて下のコンクリートもえぐってしまいます。
あと、火花が飛びますのでサングラスか溶接面は必須です。
他、不明な点がございましたら連絡下さい。