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TIG溶接用タングステン電極の種類と特徴

2018年10月11日

こんにちは🌂

 

 

今回はTIG溶接(アルゴン溶接)でアークを発生させる電極、

タングステン電極の種類と用途についてまとめてみます。

 

タングステン電極

 

 

 

上記表のとおり、タングステン電極と言っても、

様々な種類のタングステン電極があり直流向きや、交流向きなど。

また溶接母材に適したタングステン電極を選ぶことで溶接の精度の良否にも影響が出てきます。

 

そんな数あるタングステン電極の中でも主に市場に出ている上記表の黄色にしてある、

 

 

・純タングステン電極(緑)

・2%酸化トリウム入りタングステン電極(赤)

・2%酸化セリウム入りタングステン電極(灰)

・2%酸化ランタン入りタングステン電極(黄緑)

 

 

 

 

この4種についてなるべくわかりやすく説明していきたいと思います。

 

 

・純タングステン電極(緑)

 

 

直流TIG溶接使用時では、アークの安定性は良いけれど、

アークスタートの起動性が他の酸化物が入っている電極と比べて劣ります。

 

交流TIG溶接ではアークの安定性が良い。

アークを発生させると電極の先端が半球状に丸くなりますが、

丸くなった後ははとんど形状が変化しない特徴があります。

 

 

アークスタートさせて先端が丸くなった後形状変化しない事から

電極の消耗が激しい、交流TIG溶接用(アルミの溶接)に使用されていて、

直流TIG溶接で使用することはほとんどありません。

 

 

 

・2%酸化トリウム入りタングステン電極(赤)

 

 

直流TIG溶接使用時は、純タングステン電極に比べると、電極先端の消耗が少なく、

アークスタートの起動性に優れています。

 

 

 

交流TIG溶接に使用すると、電極先端が連なったコブ状に変化しやすく、

そのためアークが偏ったり、形成されたコブが溶接部に溶け落ち

溶接不良になる事から、交流TIG溶接にはお薦めしません。

 

 

 

・2%酸化セリウム入りタングステン電極(灰)

 

 

アークの起動性、電極の耐消耗性が直流TIG溶接、交流TIG溶接使用時どちらも

トリウム入りタングステン電極より優れています。

 

 

交流TIG溶接時においては、アークを発生させると電極の先端が半球状となり、

純タングステン電極より先端部の変化が小さいので、

 

直流、交流TIG溶接共にアークの集中性、安定性が優れている、オールマイティな電極と言えます。

 

 

 

・2%酸化ランタン入りタングステン電極(黄緑)

 

 

アークの起動性、が直流、交流TIG溶接共に優れている。

特に直流TIG溶接時の耐消耗性、長時間連続溶接でも電極の先端形状変化が

少なく、アークの安定性が優れているので、ロボット等での自動溶接が有効です。

 

交流TIG溶接ではアークの集中制が劣るので、交流TIG溶接で

使用されるケースはほとんどありません。

 

 

 

 

 

この様に、タングステン電極にも、溶接母材に合った電極があり、

用途に合わせて、選ぶ必要があります。

また、タングステン電極には多種なφ(径)があり、板の厚みによって

使い分けると、より良い条件での溶接が可能になります。

 

 

弊社で販売しているタングステン電極の種類は

 

・2%酸化セリウム入りタングステン電極(灰)

φ0.5mm、φ1.0mm、φ1.6mm、φ2.0mm、φ2.4mm、φ3.2mm

 

 

・純タングステン電極(緑)

φ2.0mm、φ2.4mm

 

 

 

 

と8種ございます。ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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