はい。一番の違いはアルミが溶接できるかできないか、また電源が100v専用なのか、100v/200v兼用なのかです。 他、出力電流の違いやパルス設定等です。
どちらの機種を選ぶか?の簡単な判断基準としては、
以上のことがあてはまる場合はWT-TIG200kがおススメです。
そうでない場合、もしくは100Vの電源でしか使わない場合はWT-TIG160となります。
アルゴンガス(ボンベ)と流量調整器(レギュレーター)、溶接面などが必要となります。
初めてセットやフルセットを購入いただければ、ボンベ以外はほとんどそろっています。
タングステン電極を研磨するグラインダーや革手袋は必要です。
当店ではアルゴンガス(ボンベ)は販売しておりません。
各地域にガス屋さん(産業ガス)がありますのでそちらで購入できます。
ネットでも販売されていますが使用後の充填のことを考えると近くのガス屋さんで購入するのが無難です。
溶接の頻度にもよります。工場などで見かける人の背丈ほどあるボンベが7立米ですが、かなり重量があり、据え置きの場合はいいのですが、移動させることがある場合はおススメしません。
当店では3立米のボンベを使用していますが、一人で持てる程度の重さで、(溶接頻度によりますが)数ヶ月もつのでおススメです。 3立米のボンベは買取で約3万円程度、充填料金は6,000円ほどです。(参考)
標準セットにコレットが3つ付属しており、Φ1.6mm、Φ2.0mm、Φ2.4mmのタングステン電極が使用できます。
タングステン電極の使い分けについて(色や径)
タングステン電極は先端が赤、緑、灰色などがあり、溶接する材質によって使い分けます。
以上のように灰色のセリタンがオールマイティーに溶接できますが、用途が決まっている場合は直流用と交流用のタングステンを使い分けるのをお勧めします。
各種セット品には、オールマイティーなセリタンを付けております。
また、大きさ(径)はΦ1.0mm、Φ1.6mm、Φ2.0mm、Φ2.4mm、Φ3.2mm等があり、(長さは150mm) 径によって適正電流がありますが、一般的には溶接する母材の厚みなどによって使い分けます。
※直流の際の参考値、交流の場合は上の板厚に対して1つ上の直径の物を選定ください。
(例:板厚2mm:直流の場合はφ1.6→交流の場合はφ2.0)
はい。コレットやセラミックノズル、トーチキャップ、タングステン電極など消耗品も販売しております。
※当店で溶接機本体を購入された方のみへの販売となります。
商品お届け後、3日以内に電話にて連絡、発送いただければ返品も承ります。
返送時の送料をご負担願います。また、購入方法が代金引換の場合は代引手数料を差し引いて返金致します。
購入後、商品お届け日から1年間の保証となります。
万が一保証期間中に故障した場合は当社へ連絡、発送いただき、修理or交換致します。
商品が届いた日の翌日には修理or交換を済ませ発送致します。お客様から当社へ発送する際の送料のみご負担下さい。
もちろん対応しております。
購入後1年間の保証が付いており、保証期間終了後も安価にて修理も対応致します。
修理に関して、ほとんどの場合弊社へ到着後1~2日で修理、返送しております。
弊社で販売している溶接機は中国の工場で製造されています。
日本製ではありませんが、弊社にて約半年間溶接テストを行い、問題なく溶接できる機種を販売しております。
製造時はもちろん、出荷時にも動作テストを行っております。
容量30アンペアあれば問題なく溶接できます。
容量20アンペアでも、最大出力の2/3程度で溶接ができ、厚みで約3mm程度までしっかり溶接できます。
溶接している動画を複数アップしていますが全て20アンペアの電源で行っています。
はい。電流を低めに設定することで1mm程度の薄板も溶接できます。
しかし、薄いと穴があきやすく、ひずみやすいので注意が必要です。
溶接前の準備が大切です。(付け合せ溶接の場合)溶接部の隙間が無い状態で上下のずれも無い状態で溶接して下さい。隙間があったり、ずれがあるとすぐ穴があきます。
一般的な100V電源(ブレーカー15-20A):2-3mm
単相or三相200V電源(ブレーカー20-30A):約7~9mm程度まで溶接できます。
はい。電流を低めに設定することで1mm程度の薄板も溶接できます。
しかし、薄いと穴があきやすく、ひずみやすいので注意が必要です。
パルス機能を使ってひずみを抑えることもできます。スポット機能も有効です。
溶接前の準備が大切です。(付け合せ溶接の場合)溶接部の隙間が無い状態で上下のずれも無い状態で溶接して下さい。
隙間があったり、ずれがあるとすぐ穴があきます。
パルス設定は溶接機のパネルで溶接電流(高い電流)とベース電流(低めの電流)を設定することで溶接電流で溶接部を溶かし、ベース電流で冷やす、を交互に繰り返します。
用途としては、電流が高すぎるとすぐに溶け落ち、低過ぎるととなかなか溶けないような薄板などの溶接に利用します。
高い電流で連続して溶接するのと比べて、母材への入熱が抑えられるので歪みも抑えられます。
スポット設定も同様ですが、こちらはアークが完全に切れる(onとoffを繰り返す)ので、よりメリハリのある溶接が出来ます。ただし、極めて低い電流(20A以下)やアルミ(交流)の場合はアークスタート性が劣りますので、パルスをご利用ください。
また、周波数を低くして、溶接電流のタイミングで溶接棒を入れるとリズムがとれて溶接しやすくなります。
溶接棒を入れる際は溶接プールの端に入れるようにします。(電極の真下へ棒を入れるとうまくいきません)
2Tの場合、溶接電流を設定してトーチスイッチを押している間だけ溶接を行います。
スイッチを押す(溶接開始)→スイッチを離す(溶接終了)→アフターフロー
4Tの場合、初期電流を設定して(低め)、溶接電流を設定、最後にダウンスロープ(クレータ処理)の設定 を行います。そうすると以下のようになります。
スイッチを押す(初期電流で溶接開始)→スイッチを離す(溶接電流に変わる)→スイッチを押す(クレータ処理)→スイッチを離す(アフターフロー)
SPOTの場合、設定した周波数(Hz)で1秒間にアークのON/OFFが切り替わり、設定したスポット幅(%)の間だけアークが出ます。
周波数を上げるとスポットアーク照射回数が増え、スポット幅を上げるとアークが発生している割合が増えます。
TIG溶接は溶接が終わった後も数秒間アルゴンガスが出続けます。
そのことをアフターフローと言います。
従いまして、トーチスイッチを離した後も数秒間、トーチをそのまま、溶接部終端で固定しておきます。
溶接が終わった後も溶接部にアルゴンガスを数秒あてることで酸化を防ぎます。