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半自動溶接でボンネットの穴埋め板金

2018年10月23日

溶接した部分を研磨

こんにちは。

 

以前から気になっていたボンネットの穴を半自動溶接で埋めて補修しましたので、そちらをご紹介させていただきます。

ボンネット

 

 

 

問題の穴がこちらで、純正のウイングが付いている箇所になりまして、大きさとしては6-7mmぐらいでしょうか。

余談になりますが、黒いビニールテープを上から貼って目立たないようにしていたら、「こんなんじゃダメですよ!」と後輩に説教されました(笑)

ボンネットの穴

 

 

 

出来れば板金のような薄板の穴埋め溶接をする際は、板の裏に当て金をして溶接した方が、穴が空きにくかったり、平面が出たりと何かと都合がいいのです。

ただ、今回の板金の場合、裏側にも板がある二重構造になっている部分ですので、当て金を入れるスペースが無く難しいところで、どうしようかと考えていました。

ボンネットの裏

 

 

 

とりあえず溶接するための準備に取り掛かります。

まずは塗装面をグラインダーで剥ぎ取りますが、今回60番という荒い番手で一気に落としたため、これが後々後悔するハメに…

また、車のパネルの板厚は1mm以下しかないので、削りすぎると溶接自体がしずらくなってしまうので要注意です。

出来れば金属面にはほとんど影響しない、塗装剥がし専用の砥石?を使った方がいいと思います。

塗装落とし

 

 

 

それでは溶接していきます。

色々と考えて思いついたのが、余っていた穴径よりも少し大きい寸切りボルトを、写真のように薄く切断しかけた状態にしておき、これを裏のボルト固定用の穴から挿入して溶接することにしました。

折れそうなボルト

 

 

 

とりあえず上から半自動で溶接しまして

ボルトを溶接して仮止め

 

 

 

左右に振ることで、かろうじて繋がっていた部分をボキっと折って、大元の寸切りを外すことができました。

ボルトを折る作業

 

 

溶接した箇所は、再度グラインダーを当てることで、ある程度平らになります。

溶接した部分を研磨

 

 

そのまま塗装してしまうと、若干凹んでいる部分があって、仕上がりに影響しますので、広範囲にパテを盛りまして

パテ盛り

 

 

削って平面を出します。

指で触って段差が分かるようでは、塗装した後にデコボコが目立ってしまいますので、なだらかになるまでパテを削ります。

パテ研磨

 

 

その後、全体を塗装し直して完成です。

塗装の乗りを良くするために、この前にサフェーサー(ミッチャクロン)を塗っていたのですが、透明なため、サフェーサー自体の乗り具合が分かりませんでした。

やはりこういった板金塗装の場合は、ねずみ色などの色が付くサフェーサーが良さそうです。

塗装

 

 

空いていた穴は完全に分からなくなりましたが、写真には写っていないものの最初の塗装落としを荒いペーパーで削った箇所で、パテが乗り切っていない部分に線キズがうっすらと…もう少し目の細かいペーパーがけもしておけばよかった( ノД`)シクシク

サフェーサーの塗りが足りなかったのもあると思いますが、まぁ遠目には分からなくなったので良かったです。

穴を埋めた状態

 

 

 

今回使用した半自動(パルスミグ)溶接機はWT-MIG225ALでしたが、作業的にはどちらの半自動溶接機でも可能です。

 

また、MIG225AL専用のブレージングワイヤーもテスト品が入荷しましたので、そちらでも試していきたいと思います。こちらは自動車板金(高張力鋼板)に良いとの事です。

 

ご不明な点などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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