こんにちは。
車のステンレスマフラーが割れて外れてしまったので、その補修をしました。
サーキットなどのスポーツ走行をされる方は、経験がある方も多いのではないでしょうか?自分で出来れば、修理を待って車に乗れない時間もなく、かかるコストも格安で済みます。
溶接は外注に出しているというカーショップ様も、是非ご覧いただければと思います。
こちらが外れてもげてしまったエキパイとサイレンサー部分。
ジムカーナ走行中、突然音がうるさくなったなと思ったら、この有様でした。ちなみにマフラーが割れたのは過去に3度あり、会社で溶接させてもらえるので助かっています。
車体に付いた状態でポンチで合わせマークを打って取り外し、それに合わせて仮止めして位置決めします。
パルス有りで溶接しました。
溶接棒を高い電流が流れるタイミングに合わせてちょんちょん入れていきます。
あんまり上手じゃありませんが、溶接完了です。
溶接をしていなかった箇所があったので、そちらもついでに溶接しました(こちらはチタン)。
チタンの溶接って難しいんじゃない??と、お客様によく言われますが、チタンの方がステンレスよりキレイにいく気がします。
とはいっても、プロの方の溶接と比べると雲泥の差がありますが。
ついでにマフラー出口部分の焼け色も修正することに。
前回初めてチタンの炙りに挑戦した際、加減が分からずマダラ模様になってしまっていました。
何でもチタンは一度焼けて色がついてしまったものでも、それを剥がせば修正が効くらしいです。
表面をグラインダーで磨いて地肌を出します。今回はスコッチの赤で磨きました。
ちなみに普通のペーパー砥石などでやると、母材そのものをガッツリ削ってしまうので、加減する必要があると思います。
ガスバーナーで炙ります。
とりあえず目立たない奥の部分で練習しました。
炙り始めから金色→紫→青→青白 のような感じで変化していきました。↓の物はたまたま上手くいきましたが、狙った変色具合で止めるのは練習が必要です。
という訳で出口部分も炙りチャレンジしまして、こんな感じになりました。
左の方がちょっと攻め足りませんでしたが、調子に乗って炙り続けてもまたマダラになってしまいますので、こんなもので止めておきました(笑)
今回はマフラーのクラック修理をやっていきましたが、これをショップさんに出すとすると、マフラーの脱着~溶接~取り付け作業で恐らく数万円は取られるのではないでしょうか。
自分でやれば、ガス代と溶接棒ぐらいで、コストはたかが知れてます。
弊社で溶接機をご購入されたお客様には、簡単なアドバイスなどもさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
株式会社WELD TOOL 092-834-2116