こんにちは。
半自動溶接機を使って、ノンガスでのステンレスの溶接はできないんですか?
との問い合わせがたまにあります。
結論から言ってしまうと、溶接できます。
これは、ステンレスの成分のほとんどが鉄だからです。
まぁ、細かい事を言えば、強度やサビが発生したりとかの点で、完璧ではありませんが、とりあえずくっつけばいい…といったレベルの場合、普通にくっつきます。
真面目にステンレスを溶接しようとしたら、半自動の場合はステンレスフラックスワイヤー+炭酸ガスの組み合わせか、TIG溶接(アルゴンガスが必要)で溶接するしかなく、何かしらのガスボンベを用意しなければいけないので、手間も時間もかかってしまいます。
強度的にも、人力で剥がすのはまず不可能、というよりそこまで変わらないんじゃないか?という感じです(あくまでも体感ですが)ので、完璧を求めるわけではない場合、ノンガスワイヤーを使った半自動溶接も選択肢の一つに入れてみてもいいのかもしれません。
前置きが長くなってしまいましたが、実際に2mmのステンレス板を半自動溶接機WT-MIG160でノンガス溶接してみましたので、こちらの動画をご覧いただければと思います。
ノンガス溶接ですので、溶接部分の横には若干のフラックスが付着した状態になりますが、グラインダーで削る前提であれば、見た目はほとんど分からなくなります。
とりあえずくっつけばいいんだけど、ガスを用意するのは面倒…といったケースでは、こういったやり方もありますということで、ご紹介させていただきます。
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