こんにちは。今回、表題のステップ(階段)を制作してみました。
私自身(上原)はあまりものづくりは得意ではなく、たまに必要なものがあって
作ろうとしても調べてみると買った方が安いし早いやん、となることが多いです。
ただ、今回のステップ階段はおしゃれな感じでロートアイアンが施されている為、
市販品だとけっこうな値段なのでつくってみることにしました。
まずはホームセンターで必要な材料を購入します。
足となる角パイプ(40×40×t1.6), 手すりのフラットバー(幅32×t4.5), 丸棒Φ9、丸棒Φ6
踏み板(235×t19)他、踏み板の塗料、鉄部を塗装するラッカースプレーも購入。
合計1万円以下だったと思います。
こんな感じで詳細図面(笑)を書き、それに合わせて材料を切っていきます。
角パイプ、フラットバーはそこらへんにあったタングステンでけがいてバンドソーで切断。
バンドソーは静かだし、キレイに切れるので便利です。
切断したら、バリをグラインダーでとります。
こんな感じで足の部分を仮止め(溶接)します。今回は半自動溶接機WT-MIG160を使用。炭酸ガスを接続。
仮止めのあとは本溶接をしていきます。実は裏側の仮止めをしないまま本溶接してしまって
かなり歪んでしまい、その後ハンマーでたたいたりしてなんとか修正しました(笑)
ちゃんと確認せずににやってると余計に手間が増えます。
ちなみに今回このマグネットクランプもかなり活躍しました。
階段部分はある程度溶接したので次は手すりの支え部分となる丸棒(Φ9)を溶接します。
ここまでは普通の溶接なのでそこまで難しいことはありません。
ここからが難題です。フラットバーをぐるぐる曲げていきます。
バーナーであぶりながら曲げるのですが、とくに治具等もないのではたしてうまくいくのか!
まずは先の部分をグラインダーで角をとって丸くします。
治具をつくることも考えましたが、面倒なのでとりあえずバイスで挟んでバーナーをあてながら
ペンチやプライヤーでぐいぐい曲げてなんとかできました。
多少変な方向に曲がってたりもしますがそれも手作り感が出ていいかなと(笑)
手すりの下の部分は緩やかなカーブにするのでどうしようかと考え、
フォークリフトのボディがちょうどいい感じのカーブだったのでそこに
押し付けてこんな感じに。治具が無いのであるものを利用するしかありません(笑)
そして先の部分は再度バーナーであぶってぐるぐるに。
それを本体にセットします。
2本の丸棒の間が広く、そのままだと何か物足りないので飾りをデザインします。
デザイナーが様々な案を出し、検討しました(笑) 小学生の落書ですね。
丸棒Φ6をグルグル曲げてこんな感じになりました。
Φ6であれば曲げられる治具があったのでそれを利用します。
あとはしっかり溶接して外れないようにします。
ブラシで磨いて、黒のスプレーラッカーで塗装します。乾かして2~3回スプレーしました。
あとは木材を切ってペンキを塗り、ドリルビスで取り付けて完成!!
けっこういい感じになりました。