こんにちは。
先日自動車板金にTIG溶接機を使いたいとお問い合わせを頂きましたので、実際に薄板を溶接テストしてみました。
それではご覧ください。
まず、溶接する母材はこちらの鉄板で、厚みは0.5mmです。
それではこちらの母材を仮付けしていきます。
板厚が薄いので、合わせ面は隙間なくピッチリと合わせ、母材の高さもきっちり合わせておきます。
この下準備を怠ると、溶接がうまくいきません。
今回、弊社に新人さんが入ってきましたので、私と別々に溶接しました。
その違いも含めてご覧ください。
溶接条件
板厚:0.5mm鉄板
初心者:溶接電流11A
元職人:溶接電流14A
まずは仮付けです。
写真では差が分かりにくいですが、下の写真は一発一発の仮止めが正確な為、小さいです。
また、遮光面は使わずにポンポンしていくので速いです。
(初心者)
(元溶接工)
本溶接です。
こちらは動画でどうぞ。
このように溶接できました(元溶接工)。
こちらは初心者と溶接工の比較です。
上:トーチが振れてビードが太く一定ではない
下:トーチが殆ど振れない為、ビードが一定でピンポイントな溶接
同じ機械でやってもここまで差が出ます。
ちなみに上手いのは
新人さんです(元溶接工)
(上司の立場無し)
しかも女性!
(男性としての威厳無し)
本人談:コンマ5とか無理~→上司より上手い
ぐぬぬ。。出来ないと言う人ほど出来る説、あると思います。
国産の溶接機のように高価な品物ではなくても、腕しだいで0.5mm程の薄板でも溶接可能です。
ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
株式会社WELD TOOL 092-834-2116