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プラズマ切断機と半自動溶接機を使って溶接作業台を作りました。

  • 公開日:2016年08月17日
  • 最終更新日:2016年11月09日
作業台材料

こんにちは。

 

店舗移転に合わせて、溶接用の作業台を新しく作りましたので紹介します。

作業台を作るといっても簡単な物ですが、何気に脚の垂直を出す場面には気を使いました。

それではご覧ください。

 

今回の作業台作りにあたって揃えた物は、厚み4.5mmの鉄板とアングル、フラットバーです。

作業台材料

 

まずはアングル、フラットバーに寸法をけがいてプラズマ切断機でカットしていきます。

アングルをプラズマ切断

 

切ったアングルの高さを揃えます。

グラインダーでアングルを研磨

 

天板に脚となるアングルを溶接していくのですが、この段階では決して本溶接してはいけません。

なぜなら、こういう垂直に長物を溶接する場合、いきなり本溶接すると、必ずと言っていいほど直角は出らず、脚の曲がった不格好なテーブルになってしまいます。

溶接仮止め

 

仮止めした後、スコヤである程度直角をみながら、アングルの角を仮止めしていきます。

この際、溶接部は縮む事を念頭に置いて、多少直角からずらして溶接します。

スコヤで直角出し

 

今回はノンガスで溶接するので、母材に予めスパッタ付着防止スプレーを散布しています。

こちらはノンガス溶接セットに付属する物で、溶接後のスパッタが楽に剥がせるようになるので、スパッタの多いノンガス溶接の場合は便利です。

スパッタ付着防止スプレー

 

脚を仮止めした段階です。4脚ともある程度垂直出ています。

脚を仮止め

 

仮止めが終わったところで、脚に入れるステーの長さを実測します。

予め測って切ってしまうと、溶接後どうしてもズレが生じてしまいます。

寸法計測

 

切ったステーを仮止めして

ステーを仮止め

 

ここまでガッチリ補強した段階で、天板に付く根本部分を本溶接していきます。

これは脚の垂直をずらさないようにするためです。

本溶接

 

動画はこちら

 

完成しました。

脚の垂直には拘っただけあって、バランスのとれた作業台ができました。

溶接作業台

 

プラズマ切断機と半自動溶接機を使ったことで、切った貼ったはとてもスムーズにいきました。

ご不明な点がありましたら、お気軽にお問合せ下さい。

株式会社WELD TOOL 092-834-2116

 

 

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