こんにちは。
店舗移転に合わせて、溶接用の作業台を新しく作りましたので紹介します。
作業台を作るといっても簡単な物ですが、何気に脚の垂直を出す場面には気を使いました。
それではご覧ください。
今回の作業台作りにあたって揃えた物は、厚み4.5mmの鉄板とアングル、フラットバーです。
まずはアングル、フラットバーに寸法をけがいてプラズマ切断機でカットしていきます。
切ったアングルの高さを揃えます。
天板に脚となるアングルを溶接していくのですが、この段階では決して本溶接してはいけません。
なぜなら、こういう垂直に長物を溶接する場合、いきなり本溶接すると、必ずと言っていいほど直角は出らず、脚の曲がった不格好なテーブルになってしまいます。
仮止めした後、スコヤである程度直角をみながら、アングルの角を仮止めしていきます。
この際、溶接部は縮む事を念頭に置いて、多少直角からずらして溶接します。
今回はノンガスで溶接するので、母材に予めスパッタ付着防止スプレーを散布しています。
こちらはノンガス溶接セットに付属する物で、溶接後のスパッタが楽に剥がせるようになるので、スパッタの多いノンガス溶接の場合は便利です。
脚を仮止めした段階です。4脚ともある程度垂直出ています。
仮止めが終わったところで、脚に入れるステーの長さを実測します。
予め測って切ってしまうと、溶接後どうしてもズレが生じてしまいます。
切ったステーを仮止めして
ここまでガッチリ補強した段階で、天板に付く根本部分を本溶接していきます。
これは脚の垂直をずらさないようにするためです。
動画はこちら
完成しました。
脚の垂直には拘っただけあって、バランスのとれた作業台ができました。
プラズマ切断機と半自動溶接機を使ったことで、切った貼ったはとてもスムーズにいきました。
ご不明な点がありましたら、お気軽にお問合せ下さい。
株式会社WELD TOOL 092-834-2116