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エンジン修正シリーズ② エンジンのヘッドのフィン欠けを交流TIG溶接で補修

2017年03月29日

シリンダーフィン仕上げ溶接

こんにちは。エンジン修正シリーズ第二弾です。

 

たまたまなんですが、「エンジンのフィン欠けの補修がこの溶接機でできますか?」というお客様が本日、弊社に購入前のテスト溶接にいらっしゃいました。

エンジンがむき出しのネイキッド系バイクでは、立ちごけや転倒でフィンが欠けてしまうのはよくありますよね。

前回に引き続きカブのシリンダーヘッドを使って、タイトルのフィン欠けの修正をTIG溶接で実験してみたいと思います。それではご覧ください。

 

 

こちらがカブのシリンダーヘッドのフィンですが、欠けているわけではありませんので

シリンダーヘッドのフィン

 

グラインダーで削ぎ落としました。本当は割れた部分から補修したかったのですが、タガネでガンガンやってもダメでしたので、この状態からスタートします。

欠けたシリンダーヘッドのフィン

 

まずは溶接部周辺を軽く削っておきます。

毎回しつこいようですが、アルミは軽くでもグラインダーか何かをかけて地肌を露出させると共に、オイルなどで汚くなった一皮を剥いておかないと、キレイに溶接できません。

割れた部分の周辺を磨いたシリンダーヘッド

 

それでは溶接していきます。

こちらは二層ほどビードを引いた状態。引き続きどんどん盛っていきます。

シリンダーのフィンに肉盛りTIG溶接

 

4-5層目溶接後を真横から。かなり高さが出てきました。

シリンダーヘッド肉盛り積層

 

この状態でとりあえず削っておきました。

シリンダーフィン溶接後に形成

 

手前のもう一つのフィンも溶接し、3つのフィンの頂上に仕上げのビードを一本引いた状態です。

シリンダーフィン仕上げ溶接

 

グラインダーで粗削り→ある程度研磨して完了です。

シリンダーフィン溶接補修の仕上がり

 

別角度から撮った写真ですが、研磨したので鋳物感は無いものの、比較的自然な感じで仕上がっていると思います。

フィンの溶接補修後、別角度から

 

これはカブのシリンダーヘッドを使っていますので、説得力が無いかもしれませんが、普通のバイクのシリンダーヘッドなども問題なく補修できると思います。

 

今まで溶接は外注していたそこのバイク屋さん、そろそろ重い腰を動かして溶接初めてみませんか?

 

ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

株式会社WELD TOOL 092-834-2116

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