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半自動溶接で使用するガスの種類

2017年06月13日

炭酸ガス

こんにちは⛄

今回は半自動溶接をされる方に弊社のWT-MIG160で使用できるガスの種類と

溶け込みの違いなどをお伝えしたいと思います。

 

 

今回は一般的に半自動溶接で使用される3種類のガス

炭酸ガス(CO2)・・・主に鉄(軟鋼)やステンレス等の溶接

アルゴン(Ar)・・・主にアルミの溶接

混合ガス(アルゴンと炭酸ガスの混合)・・・主に鉄(薄板等)の溶接

についてですが、まず溶接時になぜガスが必要なのか。

 

 

ガスを使用せず溶接をすると、溶接部品やアークが外気(空気)に剥き出しになってしまい

溶接部分に紛れ込んだ空気により、見た目も悪く、溶接欠陥を引き起こしてしまいます。

 

そこで溶接部分を覆う事でアークや溶接部品を保護するガス(シールドガス)を使用して、

外気をシャットアウトすると強度が高く、同時に美しい溶接が可能になります。

 

それでは3種のガスの特徴です。

 

 

 

・炭酸ガス(Co2)                                                炭酸ガス

温度と圧力条件下により、個体から液体にして緑色に塗装されたボンベに入っています。

3種の中では一番安価なので工場などで一番使用されていると思います。

不燃性で燃焼を助けないのですが、アーク放電の強烈な熱で一酸化炭素を生じるので換気に注意が必要です。

 

そしてシールドガスを炭酸ガスで使用した溶接ですが、

3種の中ではスパッタは一番多く、外観も劣りますが、

炭酸ガスはアークと化学反応を起こす為、炭酸ガスとアークの間に反発力が発生しアークが細くなり

熱エネルギーが集中して、溶接は深く溶け込みます。

 

 

 

 

アルゴンガス(Ar)

アルゴンガスボンベ

イナートガス(不活性ガス)と言われ、無色、無味、無臭で他の物質と科学反応を極めて起こしにくい気体で、

ねずみ色に塗装されたボンベに入っています。

 

3種の中では一番高価💰なガスです。

アルゴンは空気よりも重たいので、アークや溶融池のシールド効果が良いので、

溶接外観が良く、スパッタも少ないのですが、炭酸ガスと比べて溶け込みは浅くなります。

 

アルミニウム、マグネシウム、銅及びステンレス鋼(TIG)などの溶接によく使用されています。

 

 

 

 

・混合ガス(アルゴンと炭酸ガスの混合)

アルゴンガスボンベ

アルゴンガス80%+炭酸ガス20%の混合ガスです。

アルゴンガス主体の混合ガスだからなのか・・・アルゴンガスと同じねずみ色のボンベに入っています。

 

アルゴン主体の混合ガスなので、炭酸ガスより高価にはなりますが、スパッタが少なく、

ビード外観が良くアークの安定性も良いので最近広く用いられているガスです。

 

溶け込みは炭酸ガスが入っているので、アルゴンガス100%よりは深く溶け込みます。

 

 

 

 

今から半自動溶接にチャレンジされる方、3種用意するのは大変なので、

素材や仕上がり、用途に合ったガス選びの参考にしてみてください。

 

 

ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

株式会社WELD TOOL 092-834-2116

 

 

 

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