こんにちは。
前回からのサイドバー製作記事の続きになります。
今回はサイドバーを車体に取り付けるにあたって、ガッチリと固定するのに必要なプレートを、プラズマカッターで鉄板から切り出して作っていきます。
まずはWT-100(プラズマ切断機)で厚み6mmの鉄板を切ります。
最大で20mmまで切れるパワーがあるので、例えるならば段ボールをカッターで切っているのに近い感覚で切れます。
ちなみに切断面はこちら。
上の写真のように角パイプかアングル辺りを定規代わりにして、トーチを一定の速度で送れば、比較的キレイに切れます。
この鉄板に穴をあけ、こちらの溶接ナットをTIG溶接しました。
ビードが変わった形状をしていますが、これは点付けを連続して溶接したためです。
何で普通に溶接しないのかって、このウエルドナットと鉄板の板厚に差があるので、普通に溶接してしまうとナットに熱が加わりすぎて歪んでしまい、ボルトが入らなくなってしまうかもと思ったからです。
そもそもこのナット自体使わずに、鉄板にタップ切ればいいんじゃない?って声も聞こえてきそうですが、理由があって使っています(説明は長くなるので割愛します笑)。
上記で作った鉄板をフロアの裏に、表から同じ形状の鉄板(ナット無し)を置き、ボルトで挟んで固定し、位置をセッティングします。
この鉄板を半自動でバチバチっと溶接します。
まぁこの鉄板は使わずに、上に直接サイドバーの足を持ってきてボルト留めしても良かったんですが、溶接した方が効くかな~となんとなく思ったので溶接しました。
この後、この部分には錆止めを塗って、車体側の準備は完了です。
次回に続きます。溶接機に関するお問い合わせはお気軽にどうぞ。
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