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アルミ板をTIG溶接して車のエアロを製作

2018年02月09日

溶接して作ったエアロパーツ

こんにちは。

 

 

いつもの車ネタなんですが、フロントのエアロパーツをアルミ板をTIG溶接して作りました。

市販品を買っても良かったんですが、アルミ板もいっぱいあるので自作することにしました。立体的な形状の物なので細かい修正も多く、結構時間かかったんですが、アルミ加工の参考までにご覧ください。

 

 

 

今回作ったのはこんなパーツです。

レーシングカーじゃないのでここまで大きい物ではありませんが。

ウイング参考

 

 

まずは手慣れてきた段ボール工作で大体の形状を決めていきます。

ちなみに横の大きな垂直板は段ボールで作ったのはいいものの、この部分は使いませんでした。

段ボールで型取り

 

 

段ボールから取った型に合わせてプラズマカッターで切り出していきます。

アルミ板をプラズマ切断

 

 

とりあえず板がかなり大きかったので、使う部分だけをアングルを定規代わりに使って真っすぐに切断しました。

アルミ板をプラズマ切断②

 

 

曲線部分はフリーハンドで切断していくんですが、ここでガタガタに切ってしまうと後々手直しが大変ですので、集中して線のちょっとだけ外側を切断していきます。

フリーハンドでプラズマ切断

 

 

最近ベルトサンダーを買ってもらいました。

グラインダーよりも力がかかって早かったので、これで粗削りしてグラインダーで面取りして仕上げました。

ベルトサンダーでアルミを削る

 

 

次にアルミ板を曲げてRを付けていきます。

厚みが3mmあるので手で曲げれるか心配しましたが、何とか曲げれました。

ただし、アルミには様々な番手がありまして、番手によっては硬くて曲がりにくいものもあるので要注意です。アルミ板を手曲げ

 

 

出来上がったこれらのパーツをTIG溶接でくっつけていきます。

削ったりして出来上がったアルミウイング

 

 

こちらは動画を撮影しましたのでご覧ください。

WT-TIG315でミドルパルスで溶接しており、溶接電流(高い電流)とベース電流(低い電流)が高速で切り替わっているので、高い音が発生していますがこれで正常です。

 

今回作った物がアルミで小物の溶接でしたので、溶け落ちないように始端と終端は1センチ程度余らかせて溶接しました。

アルミは熱が入ってからは一気に溶ける性質があるため、こういった細かい物の溶接の場合は溶け落ちやすい端は避けて溶接をスタートすると、やり易いと個人的には思います。

まぁ、腕がある方はこれぐらいなら普通に溶接できると思いますが。

 

 

 

動画の溶接を何度か繰り返して、こんな感じの物が出来上がりました。

溶接して作ったエアロパーツ

 

 

後はこれを塗装して車体に取り付けて完成です。

ボルトナットで車体には固定していますが、結構強く押しても変形する事無く、ひっそりと効果が出る事に期待です(体感できるかは置いといて笑)。

装着したエアロパーツ

 

 

 

余談ですが、こちらはテスト中の新しい半自動溶接機でアルミを溶接してみたサンプルです。

半自動でアルミをやるとなかなかキレイに仕上げるのは難しいんですが、ご覧の通りTIGに近いぐらい自然なビードに仕上がりました。

こちらの半自動溶接機は今夏発売予定となっております。

アルミ板を半自動溶接

 

 

 

アルミは加工しやすく軽量なので、車の部品作りには最適な材料だと思っています。

ショップさんやレース屋さんなど、カスタムパーツ作りにいかがでしょうか?

 

ご不明な点があればお気軽にお問い合わせ下さい。

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