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残材を利用してTIG溶接で爪折り機を自作

  • 公開日:2020年10月21日
各パーツ

こんにちは。ものづくり担当古賀です。

 

今回は余った端材を使って爪折り機を作りました。

何で市販品を買わないかと言うと、爪折り機が大きめのキャリパーに干渉するのが目に見えているからです。

 

爪折りする方はキャリパーを交換している方も多いような気がします。同じような問題が出てくるケースもあるのではないでしょうか?

 

今回、ちょうどいい感じの廃材がありましたので、自作する事にしました。廃材の有効活用…エコですね!

アルミ角パイプ類

 

 

 

ジャストフィットしそうなローラーまでありました。部品揃いすぎ(笑)

熱風のローラー

 

 

 

あとは既製品を参考にしつつ作っていきます。

ローラー

 

 

 

角パイプ(厚み2mm)と角材(厚み8mm)の溶接、厚みが違う場合の電流値は基本的に薄い方寄りで個人的には設定します。

↓の場合、角パイプ:60A 角材:160A だとすると、平均110Aのところを90Aで溶接する感じです(実際の溶接電流は失念してしまったため、値は適当ですが)。

厚い方に集中的にアークを当てて溶けだすまで待って、そこから薄い方に乗り移していくイメージです。

今回の場合、厚い方は体積が小さい為早い段階で熱くなって溶けだしてくれるので、熱が入ってからは同じように溶けてくれたんですが。

角パイプと小さい角材の溶接

 

 

 

 

今回は製作風景をカメラ固定して撮影しました。30分超えの長い動画になっちゃったんですが、ざっくりした溶接作業の流れ的なのが分かればいいかなと。。

今年入社してくれたO君が動画編集のプロなので、繋げて早送り等の修正を入れてもらいました。あざっす(笑)

 

 

 

完成です。最近使いましたが、ちゃんと役目は果たしてくれました。よかったよかった(´∀`*)ウフフ

自作爪折り機

 

今回使った溶接機はこちら:WT-TIG200

 

今から始めるセット品はこちら:WT-TIG200

 

別途アルゴンガス、200V電源が必要です。

車やバイク弄りにはこれがあればやりたいことは大体できるかと。

弊社で買われたお客様には電話やメールで溶接のアドバイスできますので、よろしくお願いします。

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