当店のファイバーレーザー溶接機は200V専用となっております。 100Vでは使用できません。
※レーザー溶接機を謳ってハンダごてのような形状の物を販売している広告を見かけますが、発振器も無しにトーチから100Vコンセント直付けで使っている物はファイバーレーザー溶接機ではあり得ませんのでご注意ください(ほぼ詐欺です)。
WT-FL1500:最大出力1500w、シングルワイヤーフィーダー
WT-FL2000:最大出力2000w、ダブルワイヤーフィーダー
となります。それ以外は本体パネル、使用方法等も同一です。
板厚4mm以上の溶接やクリーニング(錆取り)がメインの使用であれば出力に余裕のあるWT-FL2000がお勧めです。
単相でも三相でも200V電源があれば使えます。
WT-FL1500で25A、WT-FL2000で40A必要です。
しかし、20アンペアのブレーカーで使用しても能力の6割程度は発揮できます。
最大出力付近で常用されないのであれば、一般的な20Aでもご利用頂けます(参考:板厚4-5mm、1200w程度)。
本体セット以外に必要なものはアルゴンガス、調整器、電源200Vとなります。 それ以外の必要な物は一通り揃った状態でお持ちします。用途(母材材質/板厚等)をお知らせください。
WT-FL1500では厚み約4-5mm程度まで溶接できます。
WT-FL2000では厚み約6-7mm程度まで溶接できます。
形状や焼けと溶け込みのどちらを優先させるかによっても変動しますが、ステンレス1-4mm程度がファイバーレーザー溶接機の最適な母材です。
ガス流量は10L/min程度流します。
TIG溶接より多少ガス消費量は増えますが、溶接スピードが3-5倍は速いため、トータルで見るとランニングコストは下がります。
ガスは基本的にアルゴンですが、2mm以下のステンレス薄板限定で窒素ガスでも溶接可能です。出力を上げたりチタンやアルミは母材が窒化してしまいますので条件は限られますが、ランニングコストが安価です。アシストガスは汎用性があるアルゴンが一般的です。
ファイバーレーザー溶接機に一番向いている母材はステンレスですが、基本的にワイヤーを交換すれば、何でも溶接できます。
鉄、ステンレス、アルミ、チタン..etc
ただしアルミとチタンはワイヤーが柔らかく折損しやすいので、板厚1mm以下の母材は難しいです。
ナメ付けであればワイヤー無しで溶接可能ですが、作業性を考慮するとワイヤー有りでの溶接がやり易いです。
作業性や溶接の可否などの技術的内容につきましてはお問い合わせください。
溶接する物の厚みや形状、材質によって変わりますので一概には言えませんが、交換頻度はおおよそ下記の通りです。
保護レンズ:1-3日
集光レンズ:半年~1年
ノズル/チップ:2週間~2ヶ月
一番交換頻度が多いのは保護レンズです。これは溶接中のスパッタやヒュームなどの異物がレンズ表面に付着して、照射されたレーザーによって溶けてレンズにキズが入ることでダメになります。明らかに出力が下がった感覚がしたら、大半はこの保護レンズの問題です。
交換頻度が多いのでセット販売もしております(5枚/2,750円-50枚/22,000円)。
集光レンズは使用方法に問題が無い限り、ほぼ汚れません。保護レンズ交換時のホコリやガス経路への水分の侵入などにご注意ください。
母材がステンレスやアルミ(新品の板)であれば、各種消耗品は長持ちします。
母材の汚れや黒皮、サビなどで消耗度合いが上がり、ペンタイト鋼板で何とか許容レベル、ドブ付けの亜鉛メッキ等はお勧めしません(他の溶接方法と同じく、亜鉛が湧いてすぐ保護レンズが汚れます)。
詳しくはお問い合わせください。
購入後、商品お届け日から2年間の保証となります。
万が一保証期間中に故障した場合は修理対応致します。
壊れていないケースも多い(設定や調整、消耗品交換で治る)ので、まずは症状をお伺いし、修理が必要な場合は弊社に発送頂きます。
近隣(福岡県、埼玉県内)でしたら、弊社スタッフが直接お伺いし、修理対応させて頂いております(要スケジュール確認)。
保証期間後の修理も有償になりますがもちろん対応致します。
不具合が起きた場合は、まずはお電話にてお問い合わせください。
弊社では納品の際に必ずご訪問し、使用方法や溶接方法、安全管理等の説明をさせて頂いております。
その際に溶接予定の母材(端材で構いません)をご準備頂き、その場で適切な設定を登録致します。