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鉄・ステンレス・アルミなどの素材のお話し

2017年08月25日

こんにちは。

 

前回アップした延長サイドバーの記事の最後にアルミは加工がしやすいと書きましたが、今回は各種素材についての特徴を、私が実際に加工して思った感覚ではありますがご紹介させていただきたいと思います。

 

1から何かを作ろうとしている方は参考にどうぞ

 

 

各素材の特徴について(個人的見解です)

 

☆ステンレス(SUS304の場合)

TIG溶接

溶接性:良好

機械加工性:悪い

耐曲げ、耐割れ性:良好

強度に対する重量:重い

耐熱性:高い

溶接方法:TIG溶接が多い、半自動溶接も可能

 

備考(個人的見解)

一言で言うとステンレスは硬いです。

私が体感したケースでは、ステンレスパイプを角度切りしようとして、チップソーで切断していたのですが、どの刃を使ってもものの4-5回切っただけでみるみるうちに切れ味が悪くなり、個人レベルでの機械加工には向いていません。

しかし、見た目がキレイなのと強度の高さには定評があり、サビる事もないため、様々な用途に使われているのにも納得です。

 

 

☆鉄(軟鋼の場合)

作業台の足

溶接性:普通

機械加工性:普通

耐曲げ、耐割れ性:普通

強度に対する重量:重い

耐熱性:高い

溶接方法:TIG溶接、半自動溶接、アーク溶接と多彩

 

備考(個人的見解)

鉄は安いし機械加工性もステンレス程悪くありません。

問題点として、塗装しないとすぐにサビてしまうことが挙げられますが、汎用性の高い材質だと思います。

 

 

☆アルミ(A5052の場合)

アルミ溶接パイプ

溶接性:良好

機械加工性:良好

耐曲げ、耐割れ性:多少悪い

強度に対する重量:軽い

耐熱性:低い

溶接方法:基本的にTIG溶接で行う、条件設定を合わせれば半自動溶接も可能

 

備考(個人的見解)

アルミは柔らかいので非常に機械加工しやすいです。

しかしそれは強度が弱いということの裏返しか、同じ厚み(体積)であれば、鉄やステンレスには歯が立ちません。

そう思って悲観する事なかれ、同じ強度を求めた場合、重量面では極めて軽いアルミが何かと有利であるケースが多いです。

切削屑もボロボロしているので、鉄やステンのように手に刺さったりしません。

番手によって様々な材質がありますが、A5052は機械加工(切削)性、溶接性、価格とバランスがとれており、個人的にはものづくりイチオシの素材です。

注意点として、鉄やステンレスと比べて弾性(粘り)が無いので、常に応力が加わるような箇所には向いていません。また、融点も低いため、高温になる箇所(エキゾーストマニホールドなど)にも同様です。

 

☆チタン(1種類しかしたことが無いので、詳しい材質は不明)

チタンマフラー修理

溶接性:良好

機械加工性:かなり悪い

耐曲げ、耐割れ性:若干割れやすい

強度に対する重量:かなり軽い

耐熱性:高い

溶接方法:TIG溶接

 

備考(個人的見解)

チタンは発色がキレイで溶接自体もやりやすかったと記憶しています。

ステンレスより軽く、強度も高くていいんですが、いかんせん価格が高価であることと、これまた硬いので、バンドソーのブレードを数回でダメにした記憶があります。

 

チタンやステンレスを加工するなら、切削油かけっぱなしの工業用メタルソーのようなものか、切断砥石でチマチマ切っていくしか思いつかず、これらを個人レベルで加工するには、時間と労力が必要です。

また、プラズマ切断機で大雑把に解体しようとしたら、花火のようなスパークが発生してビックリしました。

 

 

 

 

 

結局のところ

 

 

 

 

 

ものづくりにはアルミがオススメです!

 

 

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