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[失敗談]溶け込み不良によるクラック、ひび割れ

2019年09月25日

溶け込んでいない

こんにちは。

 

以前アルミパイプで作ったアーム(かなり力の加わる部分)が、使用中に見事に割れてしまいました。割れた部分を確認すると、溶接のやり方の問題でした。

それでは失敗談をご覧ください(笑)

 

 

こちらがクラック…というか完全にもげてしまった溶接部分です。ビードの上で真っ二つって感じですね。

この時点では、やっぱりアルミは割れやすいなぁ…ぐらいで材質のせいにしてたんですが

アルミ溶接ひび割れ

 

 

外してみると、殆ど母材に溶け込んでいないことが発覚。。。このビード部分だけでくっついていたんですから、そりゃ割れるわって感じです。

溶け込んでいない

 

 

 

こちらもビード部分で見事に破断しています。

溶接が割れた

 

 

 

部分的にかなりの力が加わる箇所だったため、強度重視で溶接し直すことにしました。

そもそもアルミじゃなくて鉄で作れば良かったかなとも思いましたが。

溶接仮止め

 

 

 

 

という訳で、溶け込み重視で溶接していきます。

電流は180A程度で溶接しています。

1回だけでは弱いかなと思ったので、何パスか引いていきます。

2パスで溶接

 

 

 

溶接中、タングステンに溶接棒を入れてしまいました(笑)

自分で言うのもなんですが、慣れてないときはよくやっちゃいます。

アルミは特にタングステンに母材が乗り移り易い気がします。こうなっちゃうとアークが安定せず、母材が汚くなってしまいますので、研ぎ直す必要があります。

アルミ溶接のまとめ記事もありますので、上手くいかない場合はこちらも合わせてご覧ください。

汚れたタングステン

 

 

 

パイプと直角となる部分には、より脚長長めで溶接しました。

何度も溶接して強固に

 

 

 

ちなみにこちらはタイヤ交換用のアーム部分になります。

試しに使ってみた感じ、溶接個所は大丈夫そうでしたが、やはりアルミなので強度不足でパイプ自体が歪んでしまう感は否めなかった為、後日鉄で作り直そうかなと思います。

タイヤチェンジャーのアーム

 

 

 

普段はそこまで気にしていない溶け込みなんですが、強度を求めると予想以上に大事なんだなと感じました。

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