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炭酸ガスに繋げる調整器(レギュレーター)の使い方

  • 公開日:2018年04月10日
  • 最終更新日:2022年07月27日

こんにちは。

 

 

 

半自動溶接においてガスを使う場合、調整器は基本的にヒーター内蔵型の物をご利用ください。

というのは、調整器自体が凍ってガスが出なくなってしまうんです。

 

 

こちらの写真はアルゴンガス用の調整器(ヒーター無し)ですが、気温は25°程度はあったにも関わらす、連続で溶接していたところ見事に凍結しちゃってます。

アルゴンガス調整器

アルゴン調整器では凍結してしまうという事は知っていましたが、思っていたよりも簡単に凍結してしまった印象です。

何か溶接部が汚くなるなぁと思って調整器を確認してみたら、結露してキンキンに冷えきっており、ビックリしました。

 

 

 

アルゴンはボンベにガスのまま入っているのでこういったことは起こらないのですが、炭酸ガスの場合は加圧されて液体としてボンベ内に貯蔵されているため、それがガスとして気化した際に周りの熱を奪ってしまうんです。

 

スプレー缶でずっと使っていたら冷たくなっちゃうやつありますよね。それと同じ原理なんだと思います。

 

 

 

というわけで、連続使用がある場合にはこちらの炭酸ガス調整器をご利用ください。

調整器後方にヒーターを内蔵しており、凍結することなく連続して溶接できます。

WT-MIG160の場合は100V電源が必要ですが、WT-MIG250の場合は溶接機の背面に専用のコンセント差込口(36V)がありますので、そちらに調整器から伸びてきているコンセント(オス)を差していただくだけで機能します。

炭酸ガス調整器

 

 

ご不明な点があればお気軽にお問い合わせください。

株式会社WELD TOOL 092-834-2116

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