溶接・溶断記事の専門店

最新投稿

鉄板や角パイプを溶接して大きい作業台を製作

2018年05月02日

完成した作業台

こんにちは。

 

 

日々の業務の中で溶接はもちろん、それに関連する角材を切ったり面取りしたり穴をあけたりといった作業もちょこちょことあるんですが、会社にある以前作った作業台はかなり簡易的な物で、何かと不便なところがありました。

溶接作業台

 

 

例えば、バイスで物を挟んで固定して力を加えると、作業台が軽すぎて動いてしまったり、歪の修正で作業台の上に置いたものをハンマーで叩くと、これまた作業台が弱すぎてバイ~ンと弾かれるだけで力が伝わっていなかったり、とにかく軟弱で使い勝手がよろしくなかった訳です。

 

という訳で今回新たに、大きいちゃんとした作業台を作ることになりました。

 

大きいだけあって結構な長編となっていますが、それではご覧ください。

 

 

 

 

 

まずはある程度の寸法を決めるため、大雑把な図面(と呼べる代物ではありませんが。。)を描きます。

天板の大きさは1200×800ぐらいにして、ベルトサンダーやバンドソー、溶接機なども収納できるようにしようと思います。

作業台の製作図

 

 

 

 

早速材料を買ってもらいました。

こちらの天板となる鉄板ですが、厚み10mmの1200×800で重さ70キロ以上あります。会社の姉御いわく、これでも叩くのには厚みが足りない(しなってしまう)んだとか。

これ以上の重量になってしまうと、組み立てたあと起こせなくなっちゃうんで、これで勘弁してもらいました(笑

作業台の天板

 

 

各所に補強として入れる角パイプです。45×75の4M物を4本用意しました。

結局1本丸々余っちゃいましたが、作ってる最中に不測の事態で足りなくなってもいけませんので、余分に注文しました。

角パイプ

 

 

この角パイプをバンドソーで切断していきます。

このボッシュのバンドソーは最近買ってもらったんですが、回転数をダイヤル一つで変えれるので、鉄、ステン、アルミ、プラスチック系の樹脂と色んなものを切断できました。おすすめです。

切断した角パイプなど

 

 

それでは溶接して組み立てていきます。

作業台の足を溶接中

 

 

動いたらまずい部分はバイスでクランプして固定します。

バイスで固定した角パイプ

 

 

溶接面の平行を出したり、直角を出したりする際は、こちらの溶接マグネットクランプが便利です。

マグネットで固定した角パイプ

 

四角に組んで仮止めしたところです。

このままでも悪くはないんですが、天板に極力強度を持たせたかったので

点付けで仮固定した作業台

 

追加で角パイプを敷いて、剛性アップに期待します。

天板の下に敷いた角パイプ

 

 

姉御に溶接してもらってますが、なんだか籠に入ってるみたいになっちゃってますね

監獄溶接

 

 

ついでに仮止め中の動画を撮りました。

半自動の場合、わざわざ溶接面を被って凝視しながらやらなくても、溶接したいところにノズル先端を向け、手で光とスパッタを覆ってからスイッチを引くだけで面無しでも簡単に溶接できます。

 

上の動画のように、ちょこちょこした点付けの連続では、半自動溶接機が簡単にできますのでオススメです。

 

 

 

さて、続いて台車の足となる部分にキャスターを取り付けていきます。

この作業台は重さが100キロぐらいあるので、車輪は必須なんです。

車輪

 

 

車輪自体はホームセンターで買ってきたものなんですが、錆びないように表面にはメッキがかかっていますので、これはグラインダーで剥いでおきます。

メッキを剥がした

 

 

この一辺をTIG溶接していきます。動画でご覧ください。

今から車輪を溶接していきます

 

 

WT-TIG160(100V)で電流は100A程度で溶接しています。

 

 

他の箇所も本溶接していきます。

作業台の溶接

 

 

溶接個所が多かったので、半自動(WT-MIG250)とTIG(WT-TIG160)の二台体制でバリバリ溶接して終わらせました。

 

 

半自動の方は炭酸ガスを使って溶接していたんですが、ボンベにくっつけていたのがアルゴンガス用の調整器だったので、見事に凍結しちゃいました。

ちょっとぐらいだったらこれでもいいんですが、ある程度連続して半自動溶接する場合は、ちゃんと炭酸ガス用のヒーター内蔵型調整器を使った方が良さそうです。

アルゴンガス調整器

 

 

溶接が終わりましたので、塗装していきます。

角パイプの表面には錆びないように油が塗ってありましたので、パーツクリーナーで拭いて脱脂しておきました。

塗装前の脱脂

 

 

管スプレーで黒に塗装していきます。

作業台の塗装

 

 

天板の角はケガをしないように面取りしておきます。

面取り

 

 

これで完成かと思いきや、ついでにこんな物も作りました。

コの字に組んだ角パイプ

 

 

作業台の横にセッティングして

スライド式のバンドソー収納スペース

 

 

バンドソーを置くための、収納可能なスライド台です。

ちょっと切りたいってことはこれまでにも多々あったんですが、少々のことなら今まではグラインダーなどで切断していました。

バンドソーって重いので、出すのが面倒なんです。

ここに設置したことで、今後は使う機会が格段に増えると思います。

作業台に取り付けたバンドソー

 

 

バンドソーの他にもベルトサンダーやバイスやプラズマ切断機を設置し、完成となりました。

完成した作業台

 

 

横にはグラインダーを引っ掛ける金具も設置しました。

コンセプトは「立ち上がらなくてもよい作業台」です(笑)

グラインダーを置いた状態

 

 

コンセントも延長タップを取り付けました。

延長タップから出ているコンセントを1本だけ繋げればよいので、台車ごと移動させる時などに非常に楽です。

作業台に取り付けた電源タップ

 

 

 

これで完成となります。

しばらく作業台を使った感想ですが、単純にワークスペースが広くなったことと、工具をパパっと使う事ができるので非常に便利でした。

今までグラインダーなどの電源コードは延長ドラムに差していたのですが、テーブル一か所のタップに集約できたことで、邪魔にならないのもいい感じです。

 

何かご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

株式会社WELD TOOL 092-205-2006

 

 

 

溶接機・切断機の専門店WELDTOOL