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銅のラジエターのTIG溶接補修

2019年06月28日

溶接個所の塗装落とし

こんにちは。

 

稀にですが、TIG溶接機で銅を溶接できますか?というお問い合わせをいただきますので、実際に試してみました。

 

素材はこちらの車のラジエターになります。

正直、銅の溶接自体ほとんどしたことがなかったので、左側にコソ練した痕があります…(笑)

ラジエター

 

 

溶接個所は、例によって塗装は剥がしておきます。

この部分にバンドソーで切れ目を入れて、ひび割れに見立てて溶接補修していきます。

溶接個所の塗装落とし

 

 

 

TIG溶接で埋めていきます。あんまり上手じゃないんですが。

厚み:1mm程度、溶接電流:35A、仮止め時:50A程度

 

 

 

溶接棒は当然ですが銅の物を使用、結構多めに入れていく感じです。

 

実は、練習の時はガスバーナーで炙って余熱してからやってたんですが、さて本番というタイミングでガス欠になってしまい、余熱できませんでした。

 

本番もその時と同じ、35Aで本溶接したんですが、もうちょっと上げても良かったですね。熱が逃げるばっかりでプールが進まず、かなり時間がかかってしまいました。

 

 

と、言い訳を一通りした所で、仕上がりはこちら。

微妙…若干蛇行してるし…初めてなんでこれぐらいで勘弁してくださいw

溶接後は表面が白っぽくなっちゃってるんですが、ブラッシングすればそれは落ちました。

感覚的には鉄やステンレス、アルミとも違う感じで、電流調整は数Aで結構違いがあって(低いと熱が逃げてプールができない、高いと下に溶け落ちる)、シビアに調整する必要がありそうです。

銅のTIG溶接

 

 

 

グラインダーで削ってみました(上の方の切れている所は、元から溶接していないところ)。

クラックやブローホールもぱっと見入ってないので、良かった良かった。

実際のところ、削ったりはしないほうが強度的には有利かと思います。

溶接後研磨

 

 

 

以上、銅の溶接でした。

ラジエターのひび割れ等で水漏れにお困りショップさんいかがでしょうか?

 

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