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バッテリーのケースをステンレスマイクロTIG溶接で製作

  • 公開日:2022年01月04日
クッション追加

こんにちは。

明けましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

今回はマイクロTIG溶接機でバッテリー移設用のステーを作りました。

母材はアルミorステンレスどちらでも良かったんですが、丁度よい厚みのステンレス角パイプがあったのでこれを使うことに。

ステンレス角パイプ

 

 

 

 

 

バッテリーの大きさに合わせたダンボールに合わせてバンドソー切断しまして

ケースの型

 

 

 

 

 

仮止め

ステンレス溶接仮止め

 

 

 

 

 

本溶接。

ちょっと出力が強かったかな?

ステンレスマイクロTIG溶接

 

 

 

 

 

もうちょっと溶接電流を下げて、見栄え重視で溶接。

出力を下げて溶接焼け少な目

 

 

 

 

 

溶接のスピードはゆっくりになっちゃいますが、小物の溶接には最適ですね。

 

 

 

 

 

ついでに磨いてみます。

ステンレス磨き

 

 

 

 

 

溶接ビードは必要最小限の幅と焼けで済んでいますので、磨き作業も通常のTIG溶接と比べて研磨する量が少なくて済む気がします。

ステンレス研磨

 

 

 

 

 

グラインダーで番手を細かくしつつ、最後は青棒→ピカールのコンボで溶接したのは完全に分からなくなりました。

まぁ磨き作業は誰かに教えてもらった訳ではなく、いまいち効率よく出来てる気がしませんので、詳しいやり方はググってください(笑)

ピカールで磨き

 

 

 

 

 

緩衝材でゴムとスポンジを貼り付けました。

クッション追加

 

 

 

 

 

完成!ちなみにこのSHORAIバッテリーは約1.6キロと、通常のバッテリーが10キロ近くあるのに対してめっちゃ軽いです。

自社の製品じゃありませんが、タイムアタッカーの方々にはオススメします(笑)

バッテリーケース

 

 

簡単な物ですが、ステンレスの薄板(厚み3mm程度まで)の溶接にはお勧めです。

 

磨きはあんまり上手じゃありませんが、溶接棒を入れなくても凹み具合も少なくできるので、その後の仕上げ作業とかも楽になるんじゃないでしょうか?

 

福岡or埼玉の営業所で実機テストできます。その際はお電話にてお気軽にお問い合わせください(出かけている場合がありますので、一度ご連絡の上ご来社ください)。

 

 

今回使った溶接機はこちら:WT-MTIG250

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