こんにちは。
新機種WT-TIG320Sの検品テストを兼ねて色々と溶接しています。
機械に不具合が無いか、入念に溶接してみてから出荷していますので、ネットで買うには値の張る機械ですが安心してお買い求め下さい。
さて、今回はこちら。チタンパイプです。
マフラーを作った時の余りでインテーク側のU字配管を作ってみます。
実はこれ、ステンレスで口径違いの物を以前作った事がありましたが、理由があって作り直しています。
チタンの設定はさすがに無いので、鉄の設定で板厚1.0mm(チタンパイプも厚み1.0mm)ということにして試しに溶接してみます。
おっ丁度よさそう(金色の箇所)。
今回はこの自動設定のままパルス無しで溶接してみます。
ちょっとだけ電流を上げて、プリフローはあった方がいい気がしたので0.1秒に。
アークスタートの直前にガスが出るので、始端からキレイにいく気がします。
マイクロTIGみたいに焼け無しとは私の腕ではいきませんでしたが、30Aまで電流を下げてもアークスタートが安定していた気がします。
輪切りにしたパイプの90度分まで溶接が終わりました。ポジショナーだとこれ以上の角度になってくると、パイプが回って手元にきちゃうので、最後の90度+90度は自力で溶接しなければいけません。
穴が空かないように集中して…何とか90度+90度の溶接が終わりました。ポジショナーの方が全然楽で速いです。
シリコンホースと組み合わせてこんな感じになります。
前のやつは70φぐらいのパイプで作ってまして、中~高回転域の伸びは良かったものの、流速が下がりすぎて低い回転数でのトルク低下が顕著でした。
ターンした後の加速が鈍くてジムカーナでは扱いずらかったので、今回は低速重視?で60.5φで作ってみました。マニアックな話なんですが(笑)
会社で溶接させてもらえるおかげで色々と試せるのでありがたいです。
この感動を是非DIY好きなあなたへw
興味ある方は是非お気軽にご連絡下さい。店舗で実機試せます。
※電源は三相動力が必要ですのでご注意ください。
溶接機専門店 -株式会社WELDTOOL-
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