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[お問い合わせ分]鋳物の補修にマイクロTIG溶接は使えますか?

2021年04月26日

鋳物の補修

こんにちは!テスト要員古賀です。

お電話にてタイトルのお問い合わせを頂きましたので、サンプルを送ってもらい実際に試してみました。

 

 

マジックでマーキングされている箇所を埋めたいとのことです。

材質に適した溶接棒も支給して頂きました。

金型

 

 

 

 

上手じゃないんですが、こんな感じで溶接しました。

材質をネットで調べたところ、熱が加わりすぎると悪影響がありそうでしたので、マイクロTIGモードで作業しました。

この箇所は溶接棒Φ1.6で丁度良かったです。

 

 

 

 

角は2層で肉盛りしました。

1層目でやった熱が残っていたので、酸化して黒くなってしまいました。。

鋳物の補修

 

 

 

 

溶接した箇所をできるだけ平らになるように、グラインダーで削りました。

ここは削り易いところでしたので良かったんですが

溶接した部分を削った状態

 

 

 

 

この角はグラインダーだけではキレイに角が立ちそうになかったので、リューターも使いました。

溶接部を削って型を出した

 

 

 

 

 

溶接棒を溶かしつつ母材と一体化させるためにはある程度電流を上げる必要があります。細かい箇所の場合はギリギリまで電流を上げて作業するとビード幅が大きくなってしまい、その後の削り作業が大変になります。

溶接棒が細いと、電流を下げてよりピンポイントで盛れますので、削り作業が楽になります。

肉盛り溶接

 

 

 

 

左が肉盛りした部分で、右がリューターで削った部分です。

支給頂いた溶接棒はφ1.6でしたが、この場所ではφ1.0~1.2程度の溶接棒があれば、盛り具合が少なめで溶接できるかと感じました。

削って形状を整えた

 

 

 

 

今回の内容の場合、溶接よりもその後の研磨作業の方が精密で難しく感じました。

削るのに使った工具

 

 

 

 

リューターの刃と砥石はこれらを使いました。

リューターの砥石

 

 

 

以上、鋳物の補修溶接になります。

溶接棒が母材に適した物であれば、ちゃんと溶接できました。

今回使った溶接機はこちら:WT-MTIG250
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