こんにちは。
こちらは数年前に作ったタイヤチェンジャー。動力無しの人力仕様です(笑)
自分で作った物の中で、ある意味一番有効活用できていて、裏組みも含めると50回ぐらいはタイヤを脱着してきました。
思い立った好きな時に作業できますし、1回のタイヤ交換が2000-3000円ぐらいはかかるので、既に10万円分以上の働きはしてくれてるぐらい全然使えてるんですが、ちょっと問題がありましたのでそれの改修をします。
その問題はこちら。自分で溶接した物ですが、出っ張ってるアングルが邪魔なんです。
元々アンカーを打つ前にリフトのツメに引っ掛けて使っていたのですが、タイヤレバーとかビードクリームを置きたくても、丁度いいところにコレがあるせいですぐ落ちます。落ちたクリーム付きのブラシやタイヤレバーが砂まみれになったりと、何かとこの場所に物を置きたくない。
けれども、タイヤを手組みで交換したことある人なら分かると思うんですが、片手でぐっと力を入れて耐えてる状態の時に、手が届く範囲にレバーが無い時の無力感。力を抜いたらやり直しになっちゃうので、出来ればこの位置に工具を置きたい訳です。
とりあえずはこのアングルを、バッテリー式のグラインダーで切ろうとしましたが、思った以上に時間がかかります。刃物を斜めに入れないといけないのもあって、なかなかサクっと切れません。
これだったら作業場に持って行ってプラズマで飛ばした方が明らかに早そうだったので、アンカーのナットを外して作業場に持ってきました。
プラズマ切断機WT-100Sで切断していきます。
ちなみに、板厚的には単相200VのWT-60でも切れます。
鉄の角パイプに溶接したアングル(厚み3mm)を、プラズマ切断で剥がしました。
ちなみに切断にかかった時間は全部の箇所を合わせても4分ぐらいでした。通しの動画を撮りましたので、興味のある方はご覧ください(下の方にあります)。
グラインダーだったら一か所で同じぐらいかかって、その後に残った根元も削って平らにすることを考えたら、トータル1時間じゃ終わらないかと。
後々削って平らにするのが面倒なため、できるだけ根元から切り落とす為にトーチを斜めに向けて切断していましたが、そうすると何か所か穴が空いてしまいました。
まぁ想定内です。特に大きいこちらの穴を補修をしていきます。
補修とは言っても、半自動で埋めてグラインダーで削るだけで、正直誰でもできる作業内容です。
WT-MIG200Sのオートモード、板厚は母材と同じ2mmに設定。
プラズマ切断~半自動で穴埋めの流れです。
切りたい所にトーチ先端を当ててスイッチオンで切断→埋めたい所にトーチ先端ワイヤーを当ててスイッチオンの繰り返し(溶接しっぱなしだと穴が広がります)。
溶接機の設定をオート任せにしておけば特に難しくはありませんので、溶接の経験が殆ど無い方でも同じようにできます。
埋めた所を缶スプレーで錆止め塗装しました。
どうせこの上に木の板がくるので適当です。
余っていた木材を所定の寸法に切り落としまして
ビス留めしました。
屋根はありますが、多少は濡れるような場所ですので、このままでは腐ってしまうのが目に見えているので
ペンキを塗って完成です。
以前は突起と隙間のせいでバランスが悪く、ビードクリーム付きのハケが落ちて砂まみれになったりと使い勝手が悪かったんですが、ようやくこのスペースに色々置けるようになりました。休憩の椅子替わりにもなります(´∀`*)ウフフ
プラズマ切断機と半自動溶接機を使った、ちょっとした補修作業のご紹介でした。
こういった大雑把な作業には、プラズマ+半自動のコンボがお勧めです。
ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。