2018年03月29日
こんにちは。
先日、栃木県宇都宮市にある帝京大学宇都宮キャンパスに行ってきました。
きっかけとして、全国学生フォーミュラ大会に出場する車両を作っているが、時間的に製作が間に合っておらず予算的にも厳しいため、よかったらスポンサーになっていただけませんか?
とのご相談を受け、上司に相談してOKを貰いましたので、TIG溶接機を無償提供して制作現場を拝見させていただくことにしました。
当日は新幹線を乗り継いで宇都宮駅~帝京大学に到着しました。
天気はあいにくの曇り模様でしたが、本降りになることはなく、スブ濡れにならずに済んだのでよかったです。
担当されていた方に案内され、学生フォーミュラマシンが製作されている施設へ。
さすが大学だけあって、結構な敷地の建物です。
中に入ると実習で使うとみられる旋盤やフライス盤などの機械が何台も置いてあり、この時点で羨ましい限りだったんですが
奥にはNC旋盤やマシニングも置いてありました。ウチの会社にも一台置いてほしいなぁ~(笑)
前置きが長くなりましたが、レース車両にご利用いただくTIG溶接をご紹介させていただきます。
弊社からはTIG溶接機WT-TIG315(電源:三相200V)を供給させていただきました。
こちらは最大で315Aの出力と交流/直流の切り替えにより、ステンレス、鉄、アルミと様々な金属が溶接可能となっております。
パルス設定やクレーター処理なども細かく設定できますので、経験者の方にも価格以上の性能にきっとご満足いただけると思っております。
写真は今年度の車両のフレームで、溶接して組み立てていくために冶具に固定した状態となります。
今からこちらの足回りの部品(アーム)を溶接するとのことでした。
歪んで寸法が変わってしまうと都合が悪いので、専用の冶具の上でしっかりと固定されています。
これでも多少歪んでしまうので困るとの事でしたが、学生とは思えないぐらいにキッチリと下準備されていました。
TIG溶接中です。
溶接自体は学生が講義の合間を縫って代わる代わる作業している形で、なかなか経験が積めないので慣れませんと仰られており、近場だったらもう少し気軽にお伺いするなり来ていただいても結構だったのですが。
こちらは前年度出場したマシンの足回りですが、完成するとこんな形になります。
こちらも前年度出場したマシンです。
初出場だったので、細かい問題が起きたりして制作の期間的余裕も無く大変だったとの事です。
何でも完成するのが遅れて、ぶっつけ本番に近い形でドライバーがステアリングを握ったのだとか。
その後もしばらく学生フォーミュラについて色々とお話をお伺いし、帰路につきました。
この度はお忙しい中ご対応いただきまして、誠にありがとうございました。
興味のあるジャンルでしたので、余計な口出しをしてしまったような気もしますが。。。楽しそうですね。応援しております。
[追記]
後日、フレームが完成しましたとのことで、連絡と写真をいただきましたので、掲載させていただきます。
とても頑丈そうなフレームです。
溶接の歪の問題もあったでしょうし、立体物のため精度を出すのが相当大変だったんじゃないかと思います。
今すぐにという訳にはいかないでしょうが、今後いい結果が残せたらいいですね。
いい写真をありがとうございました。
ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
株式会社WELD TOOL 092-834-2116