トラック荷台アオリの凹みをTIG溶接で補修! / ウエルドツール【溶接機専門店】

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トラック荷台アオリの凹みをTIG溶接で補修!

2023年06月09日

こんにちは。

TIG溶接機WT-TIG320Sを購入頂いた運送会社様から溶接の相談を受け、お近くでしたので昼食がてらお伺いしました。

 

 

トラックのアオリの補修をしたいとのことでした。

リフトでパレットを積む際、反対側から押されて同じ個所が凹んでしまうらしいです。

トラック荷台

 

 

 

 

凹んだ箇所を切り取られており、そこにアルミのバーを溶接して補修します。

穴

 

 

 

 

とりあえずザックリ切り取りまして仮止めします。

板厚はアオリ側がおおよそ1.5mm、フラットバーは3mmでしたので、間をとって板厚2.4mmの設定で仮止め。うろ覚えですが86A程度です。

中に落ちていったら回収できなくなってしまうので慎重に仮止めし、軽く叩いて平行を出しました。

アルミのアオリ溶接

 

 

 

 

反対側を本溶接。仮止め時の2.4mmの電流値(AUTOモードでなくとも、板厚の目安が表示されます)では、連続で溶接するにはちょっと高いと感じましたので、本溶接はAUTOモードの2.0mm設定でいきました。溶接電流78A程度。

荷台溶接

 

 

 

 

離れていて穴が空きそうなところは、トーチスイッチを入り切りして肉盛りしつつ、溶接完了です。

この後グラインダー等で削れば、溶接した痕は完全に消すことができます。アルマイトがかかっていますので全く同じ質感とはいきませんが。

アオリ溶接完成

 

 

 

 

丁度、この運送会社様にお伺いする数時間前に、別のお客様からアオリ補修の溶接時の設定を尋ねられました。

この記事に気付いて見てくれているといいんですが(笑)

 

今回お伺いした運送会社様によると、内側から押されて外側が凸ってしまったら、車幅の規定値を僅かに超えて車検が通らなくなってしまうそうです。

また、アオリの板は交換できるが、一枚物(長さ数メートルの)なので、高額だそうです。

なるほど。。トラック関係の溶接機の需要が多いのも納得できました!

 

喜んでもらえて良かったです!

お近くのお客様でしたら、デモorご来店されての簡単な講習も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

今回使用した溶接機はこちら。板厚が8mm以下程度であれば、WT-TIG200Sもオススメです。

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