2020年10月15日
こんにちは。
マイクロTIG溶接機についてお問い合わせがあり、弊社でテスト溶接した物がありました。
その後ご注文頂いたのですが、何分初めてのマイクロTIG溶接とのこと(殆どの方がそうだとは思いますが)で、悪戦苦闘されているご様子。。
基本的にデモは福岡県近隣のみとなってましてそちらの会社さんは岡山県なのですが、たまたま別件で近隣に用事もあったので、ついでにアドバイスがてらお伺いすることにしました。
笠岡駅に到着です。
福岡県からですが、新幹線に乗っている時間は1時間半ぐらい、その他新幹線の発着する主要駅への移動/乗り換えの方がそれ以上にかかった気がします。
まぁこれぐらいならそこまで構えなくても行ける距離ですね。
こちらの洗浄会社さんにお邪魔しました。
機械設備の洗浄が主な仕事だが、たまに補修もお願いされるとのことでした。
ありました、WT-MTIG200です。
床の鉄板は自分たちで貼られたとのことで、掃除がしやすそうでいいですね~
作るのはこういったパーツ洗浄用のカゴ的なものです。
網目がズレないようにクネクネの棒(ステンレス製/φ1.0)が使われていましたが、これが難しい一番の原因でした。
これをくっつける丸棒部分は6φなんですが、6φの丸棒に対して覆いかぶさる方向にクセがある箇所は良いんですが、逆に離れていく方向にクセっていた場合は隙間ができてしまい、一体化せずにこちらの細いクネクネ棒が吹き飛んでしまいます。
○が6φ丸棒として、~が1φ網のクセ具合として
↓やり易いクセ具合
○~
↓やり難いクセ具合
~○
ちょっと分かりにくいんですが、このような感じです(接写しようとしましたが、ピント合わず。。)。
そういう訳で暫くテストさせてもらいまして、何とかできるコツが見えてきました。
確かにこれは難易度高いです。
お昼にラーメンご馳走様でした。醤油もいいですねー(´∀`*)ウフフ
作業再開、テストしてある程度上手くいった条件、やり方にて試して頂きました。
フリーの波棒をくっつけるのとは訳が違い、施工方法の制約も出てきますので難易度が更に上がってますが・・・
簡単なやり方を模索して、ちょっとしたジグを作ったりしつつ
まだ試作段階ではあるものの、何とかできました。難易度が高いので今後もっと簡単にできるようになればいいのですが。
ちなみにこちらの作業、元々別の会社さんがやられていたが、難しすぎて断れられた結果ウチに回ってきたとのことでした。まぁこれは相当なやつです。
もしこれが2-3箇所であれば通常のTIG溶接機でもパチっと手動でいけないこともないのですが、毎回安定して数をこなすとなるとやれる気がしません。
こういった繰り返しの点付け作業ではオススメです。ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。