2023年07月28日
こんにちは、関東営業所です。
<マイクロTIG溶接機WT-MTIG250>のデモ依頼がありましたので、ご紹介したいと思います。
お客様は、ステンレスの配管などの溶接を得意とする工場様です。
今回のデモのご要望は、浄水場の配管に使用するステンレス1.5mmと2.0mmをT型にして溶接
したいとの事です。その時に…
お客様の悩みは、溶接は今使用している一般的なTIG溶接機で出来るのだが(熟練溶接工さん
なので)、問題は、十分に気を付けて溶接しても1.5mmの配管が箇所によっては、溶け過ぎて
裏側に出てしまう事です。
(水漏れが無いように溶接後、検査が有るので確りと溶かし溶接棒を入れて余盛も必要)
これは難問です!
裏に出てしまうと、次に配管を内側に差し込んで組む為に当たって邪魔に成ってしまうそうです。
今は裏に出た箇所は削って仕上げてます。そこで、作業の手間を省くためにできるだけ裏に出さ
ないように溶接したい。と言うのがご要望です。
そこで、この様な薄板の溶接が得意な”マイクロTIG溶接機”に声が掛かりました!
それでは、
さっそくですが、デモの様子を動画にまとめましたのでご覧下さい
↓<ダイジェストの動画をご覧下さい>↓↓↓
動画の映像をご覧頂いた通り、
全然、裏側に出ることなく溶接できました! 😯
また、溶接速度も一定(遅め)で、急がず慌てることなく溶接できます。
また、溶接ビードもキレイに溶接できています。
この結果にお客様は大変満足されました。
また、今までは薄板板金の溶接を断っていたが、このマイクロTIG溶接機があれば、
これからは受けられるので仕事の幅が広がると喜んでおられ、ご注文を頂きました。
ありがとうございます。 😀
マイクロTIG溶接機は、アークの発生時間と休止時間をミリ秒単位で制御します。
従来のTIG溶接機でパルス制御を使ったとしても、アークは切れず連続して発生しています。
それに対して、マイクロTIG溶接機は、アーク発生時間(200ms以下に設定) → アーク(を切る)
ストップを繰り返えしながら断続的に溶接します。
その結果、母材への入熱を極限に抑えますので、薄板の溶け落ちや歪み、溶接焼けといった不具合
を減らすことができる、まったく新しいタイプのTIG溶接機です。
薄板の溶接が容易になり、安心して確実にできるようになります。
この度は、弊社のマイクロTIG溶接機をご購入頂き誠にありがとうございました。
また、撮影にご協力頂きありがとうございました。<(_ _)>
また何かご不明な点がございましたらお気軽にご連絡下さい。
近県であればデモにお伺いしていますので、ご希望の際はご連絡ください。
(福岡と埼玉に店舗があります。もちろん来店もOKです。)