関西~四国のお客様へファイバーレーザー溶接機を納入しました。 / ウエルドツール【溶接機専門店】

ファイバーレーザー溶接機納品レポート

関西~四国のお客様へファイバーレーザー溶接機を納入しました。

こんにちは。

11月~12月のファイバーレーザー納品レポートです。

 

 

 

まずは神戸のお客様の所へ。WT-FL2000Mを購入頂きました。

たまたま窒素ガスボンベが写っていますが、繋いでいるのはアルゴンガスです。

神戸電化レーザー納品

 

 

 

 

ステンレスの溶接に使用、現在ファイバーレーザー専用の部屋を作って頂いている最中でしたので、とりあえず野外ではありますが試用してもらいました。

レーザーテスト中

 

 

 

 

板厚1mmのステンレスも簡単に溶接できます。周辺の歪もTIGと比べて非常に少ないです。

レーザー仕上がり

 

 

 

 

続いて三重県四日市へ。

プランターの設備や配管の溶接に使われるそうです。

 

設置を終え、今から説明をさせて頂きますので、実際に使われる方にお集まり頂いてもよろしいですか?とお伝えすると「ファイバーレーザーの実演が始まりますので、手が空いた人はお集まりください」との館内放送が。。汗

20名様程度が集まってこられまして、緊張しつつも無事取り扱い説明を終えました。

 

遠方のお客様の場合、200万オーバーの機械をインターネットだけで注文するのは不安があるかと思いますが、納品の際は必ずスタッフがお伺いしておりますのでご安心ください。

レーザー納品東洋化学

 

 

 

 

 

続いて和歌山県のステンレス製造業の会社様へ。制御盤のケース製作等ステン薄板がメインで、他の母材にも使えそうなら色々使いたいですとのこと。

スケジュール的に早朝からの取説となってしまいましたが、快諾頂き助かりました。ありがとうございました。

フガクレーザー納品

 

 

 

 

ステンレスの1-3mm程度の溶接が多いとのことでしたので、ワイヤーも適した物を同梱させて頂きました。

半自動溶接機は使用されている方も多いと思いますが、レーザーの場合はワイヤー径選定はちょっと考え方が違いますので、溶接予定の母材をお知らせください。

アルゴンガス、200V電源さえご用意頂ければOKです。他はお任せください。

レーザーテスト溶接

 

 

 

 

クリーニングでの塗装落としもできそうなら。。とのことで試しました。

塗料や色調にもよりますが、そこそこ落ちます。

レーザークリーニングテスト

 

 

 

 

次のお客様のもとへ移動です。

和歌山~四国までフェリーが出ていました(陸路だと約400km)。

フェリー移動

 

 

 

 

四国の某有名食品メーカー様へ。我が家もかなりの頻度でお世話になっています(笑)

ちなみに2台目です。ありがとうございます。

テーブルマークレーザー納品

 

 

 

 

溶接やクリーニングと一通り試して頂き、薄板ステンレスがメインとのことですので、細いワイヤー使用に向いた設定を各種セッティングさせて頂きました。

レーザークリーニング

 

 

 

 

続きまして某商社様での展示会にお声かけ頂きました。

以前、納品/デモをさせて頂いた際のお客様の反応が良かったようで、販促頂きありがとうございます。

(写真のデモ機は外装が旧タイプ)

キフネ展示会

 

 

 

 

キフネ様の方でご用意頂いた母材を、午前と午後のデモンストレーションで溶接させて頂きました。

失敗しないか緊張の一瞬。。いつになっても人が多いと慣れませんw

 

1mmステンレス

1mmレーザー溶接

 

 

 

 

3mmステンレス(終端、動揺が。。汗)

レーザー3mm溶接

 

 

 

 

 

ここから下はお客様作業です(母材を会社に持ち帰って撮影しました)。

もちろん皆様ファイバーレーザーは初めてです。

 

3mmステンレス

短いビードは終端のワイヤーを焼き切る方法を試して頂いた痕です。コツが要りますが慣れれば簡単です。

レーザーテスト溶接①

 

 

溶接自体はバッチリですね。

レーザーテスト溶接②

 

 

当日は屋外だったため、しばしば風が吹いた瞬間にアルゴンが飛んで母材が酸化してました。

レーザーテスト溶接③

 

 

 

レーザーテスト溶接④

 

 

今回の最も上手かった方はこちら。おぉーと歓声が上がりました。

他の皆様からも、初めてでも簡単ですねと概ね満足頂けました。

レーザーテスト溶接11

 

 

続いてステンレス1mm

風でガスが飛ばなければパーフェクトですね。

レーザーテスト溶接⑤

 

 

これもほぼほぼ完ぺきでしょう。

レーザーテスト溶接⑥

 

 

ここからはアルミです。

他の母材でもそうですが、特にアルミは高反射材なため設定を間違えると危険です。

納品の際も毎回お伝えしていますが、今回のデモでもお伝えし、レーザーの照射方向を常に考え、安全第一でお試し頂きました。

 

アルミ3mm

レーザーテストアルミ①

 

 

 

レーザーテストアルミ②

 

 

アルミ1mm

レーザーに慣れてるとTIGでもイケそうな気がするんですが、ちょっと前にTIGで久しぶりに同じ事をやろうとしたら、難しすぎて笑うしかありませんでした。

レーザーテストアルミ③

 

 

突き合わせアルミ1mm

TIGだと終端どろっどろですよね。TIGでアルミ溶接されている方には、熱がピンポイントに入っているのが分かるかと思います。

レーザーテストアルミ⑤

 

 

 

こちらはキフネの方が試しにやられたフランジ溶接です。さすがですね。

ステンパイプとフランジレーザー溶接

 

 

 

今回の皆様の納品作業集です。

 

 

ファイバーレーザー溶接機に向いている溶接ですが

・ステンレス1-4mm程度が最適

・やろうと思えば0.5-6mm程度も可能

・隅肉◎/突き合わせ〇/外角〇(突き合わせと外角は、溶接前の仮止めが重要)

・鉄(黒皮やサビは落とした方が良い)/アルミ(アルマイトは剥がないと不可)も溶接可能

・板厚6mm以上の鉄はスパッタが増えるため保護レンズの消耗が早まることがある

 

このような感じです。

ステンレスがメインの会社様であれば、TIGよりも圧倒的に速くて簡単ですのでお勧めです。

ご不明点はお問い合わせください。