こんにちは。
ファイバーレーザー溶接機WT-FL1500及び2000の納品/初回セッティングに、大阪府と三重県に行ってきました。
まずは大阪府の会社様、看板の製作で、アルミやステンレスと様々な母材を溶接されるそうです。
ちなみに過去にマイクロTIG溶接機も購入頂いております。リピートありがとうございます!
まずはテスト用にアルミ各パイプを切って頂きましたので、アルミワイヤーにてテスト溶接です。
柔らかいアルミワイヤーの場合、手元に押される感覚が少々弱いんですが、すぐに慣れて簡単そうに溶接されていました。
溶接後、バールでどついて強度を確かめられていました。
簡単には剥がれず一安心です(笑)
続いて立体的な看板パーツのシール剥がし作業のテストです。
以前にテストした感じでも、「黒色」はレーザーをよく吸収し、すぐに離散していました。
途中から撮ったのでちょっと分かりずらいですが。
黒にレーザーが当たった瞬間、良く燃えているのが分かります。
逆に黒が剥がれてアルミの地肌がむき出しになっている所は、レーザーが当たっても殆ど反応がありません。
ある意味、ちゃんと剥がれているのかの指標になりますね。
続いて三重県の会社様へ。
三重県は初めて行ったのですが、電車で行くと3時間+駅までのタクシー代*2で、結構行きづらい感じ。
一社目にお伺いした大阪の会社さんの近隣でレンタカー会社さんがあり、どう考えてもそっちの方が手っ取り早そうだったので、車でお伺いしました。
こちらの会社様はステンレスの溶接がメインで、クリーニング機能で黒皮も剥げたら助かりますといった感じでした。
セッティングを終え、試して頂きます。
初めてでもこのクオリティで板厚1.5mmの隅肉溶接ができます。
続いて黒皮剥がし作業テストです。
クリーニングモードに変更し、レンズを変えて試します。変更作業は数分程度でできます。
ちょっと黒皮について調べてみたんですが、圧延後の処理(熱の冷まし方)の違いで密着度が変わるそうです。
熱をゆっくり冷ますと母材との密着度が高くなり、急冷すると低くなるそうです。
ホームセンターで売っているフラットバーやアングル程度の厚みであれば、薄いので割と急冷されて、密着度が低くなるんでしょうかね。厚みのある母材ほど、黒皮もしっかりとついているイメージです。
目の粗いペーパーのグラインダーを当てても、膜が固い感じで簡単に落ちない物は、溶接前の処理も面倒ですよね。
だからといって密着度が低い黒皮は、その上からそのまま塗装してしまうと後々黒皮ごと剥がれてしまうので、何かと黒皮の処理は面倒です。
今回の厚みのあるアングルの黒皮は結構厚く、完全に剥がしきれはしませんでしたが、レーザーを当てた後にブラッシングしたら、ボロボロと粉になって剥がれ落ちていました。
この度はファイバーレーザー溶接機を発注、写真を撮らせて頂きありがとうございました。
専門的な原理なども知りたい方は、こちらもご一読ください。
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