2025年06月06日
こんにちは。
ファイバーレーザー溶接機が好評ですので、レーザー切断機も販売予定で色々と試してます。
条件を変えて切ったり、弱い所が無いかの確認も兼ねてちょっと無理をさせてみたり。
結構使ってみましたが、ハード面は今の所快調すぎるぐらい問題なく使えています。なんなら保護レンズすら一度も交換していません。
メーカーの方に数日間に渡ってレクチャーして頂いたのが良かったんでしょう。
私物ですが、車の金物を展開図から切り出しました。

折り曲げて溶接してこうなります。シートベルト周りの金具です。

シフトパターンを貼っておらず、指摘されたので作りました。

切り抜きバージョン

刻印バージョン
ちなみに大きさは20mm×30mm程度ですが、目視で見えるズレも全く感じず、精度良く動いています。

切断中に粉塵がけっこう舞っているのが気になったので、排気ダクトを製図しまして

ステンレス板から作りました。

製作風景はこんな感じです。
以前から交流のある某会社様がテストに来られました。厚板での切断精度の確認です。
課題が本格的で緊張しましたが、左上の方から条件を色々と変更して試しまして、後半(右下)は問題なく切断できました。

鉄板t=16mmの切断テスト(アシストガスは酸素)
鉄板を鋭角(30°)で切断した際の溶け落ちと、視力検査のような形状も同様の精度チェックです。
ちなみに大きく見えますが、2R(円の直径は2mm)しかありません。フライスでの切削痕を見て頂ければ、そのピッチからサイズの小ささが分かるかと思います。

こちらはステンレスt=10mmです。
アシストガスは圧縮空気なんですが、鉄と違って酸素で燃やさずエアーで吹き飛ばしているので精度が良いです。
こちらも円の部分で同様の2Rです。

写真はステンレス板厚8mmの切断面です。
SUSの場合、本来は酸化を防ぐためにアシストガスは窒素が良いとのことでしたが、板厚2-3mm程度であればさほど気にする必要は無いかと感じました。
さすがに厚板になるとちょっと気になるレベルですが、切断自体は可能です。

正直、これは相当厳しい。。。(汗)と思っていたテスト内容だったのですが、条件を微調整すれば予想以上に精度良く切断できました。
来店頂いた詳しい方からも「精度の悪い物はヘッドが往復する動きでガタが出て、切断面を見れば荒が出て分かりますが、こちらは過去に見てきた物の中でもかなり精度良く切れていると思います。」と仰って頂き一安心です。
福岡本社には既に展示してありますし、関東営業所も近日移転し店舗拡大の後、設置致します。
お客様にもテスト頂ける環境が整いましたら、デモのご案内をHP上に開設致します。
現時点で興味のある方はお問い合わせください(福岡にしかありませんが)。よろしくお願い致します。
TEL:092-834-2116
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