[9月/10月]ファイバーレーザー納品レポート、愛知県/広島県/熊本県 / ウエルドツール【溶接機専門店】

ファイバーレーザー溶接機納品レポート

[9月/10月]ファイバーレーザー納品レポート、愛知県/広島県/熊本県

こんにちは。

9月~10月のファイバーレーザー納品レポートになります。

実際はもっと台数出ていますが、数が多くて記事にする余裕がありません(汗)

 

 

 

愛知県の鉄工所様です。台風の影響で日程変更になってしまいましたが、お伺いしました。

愛知県レーザー納品

 

 

 

 

ナメ付け(ワイヤー無し)での溶接を行いたいとのことで、正直ファイバーレーザーのナメ付けは難易度が高くなります。

ワイヤーが出ませんので、自分でトーチを送りながら溶接するのですが、TIGと比べてスピードが速くて一定の速度で送るのが難しいんです。

ですので焼けにムラが出てしまいます(送りスピードが遅いと熱入り大→酸化傾向、逆に速すぎるとプールが付いてきません)。

しかしナメ付け自体はもちろん可能で、こちらはお客様作業です。

ファイバーレーザーナメ付け溶接

 

 

 

 

隅肉はレーザーが一番最適で、斜めにトーチを当ててスイッチを押すだけです。

トーチ角度さえ気にしていれば、TIGのようにプールを見ながら神経質になる必要はありません。下手したらよそ見していてもできるレベル(危険ですのでしないですが、イメージとして)です。

こちらもお客様作業ですが、初めてでこの仕上がりです。

ファイバーレーザー隅肉溶接

 

 

 

 

ナメ付けの場合はさすがにフリーハンドでは厳しいので、定規的な物に沿わせてトーチを送ります。

アングルレーザー溶接

 

 

 

 

最後にクリーニングテストを行い終了です。

ご満足頂けたようで何よりです。

ファイバーレーザークリーニング

 

 

 

 

 

続いて広島県のお客様の元へ。

福岡県からの納品なのですが、自分は広島ぐらいまでであれば、車に積んで直接お持ちします。

さすがにそれより遠方の場合はレーザーを先送り→スケジュールご相談の上、スタッフがお伺いして取説させて頂きます。

広島県ファイバーレーザー納品

 

 

 

 

皆さまに試して頂きました。

ファイバーレーザー溶接テスト

 

 

 

 

まずはアルミ溶接から。

ファイバーレーザー初アルミ溶接②

 

 

 

 

誰がやっても

ファイバーレーザー初アルミ溶接

 

 

 

 

 

仕上がりにほとんど差がでません。

 

アルミファイバーレーザー溶接

 

 

例えば溶接工が集まらない場合、一から自社で育てようとすれば、しばらく練習して慣れてもらわないといけないですよね?

実際に客先へ納品する物を任せられるレベルになるのは、センス次第ですが数か月はかかるはずです。

 

しかしレーザーの場合、同一条件であれば誰がやっても殆ど差が出ません

毎回言ってますが、デモにお伺いした先で溶接自体未経験の事務員さんにやってもらおうが、熟練工さんにやってもらおうが同じ仕上がりです。下手したら先入観の無い初心者の方が上手いまであります。

もちろん歪や本溶接に向けた仮止めのやり方、焼け具合からのレーザー出力の設定などの経験が必要な考え方もありますが、設定さえ合っていれば誰でもできます

 

ですので、職人さんが条件を設定して(レーザー本体に何パターンも記録できます)、あとはこんな感じでお願いね。とお手本を見せてあげれば、大半の方がその日のうちに製品として出荷可能なレベルでの溶接をできるようになります。

同じ形状の物を量産するのには最適です。逆に毎回形状が変わるような小さい物を作るのには向きません(もちろん溶接はできますが)。

個人的な感覚ですが、タバコサイズの形状違いであればTIGでいきます。小さくても同じ形状の物が複数の場合や、単品でもティッシュ箱並みの大きさになればレーザーでいきます。

 

その後ステンレスもテストし、よく使う板厚にて初期設定させて頂きました。

最後にいつも通り、錆取りで場を整えて(?)終了です。

ファイバーレーザークリーニングテスト

 

 

 

 

 

最後に熊本県のお客様。何度か来店テスト頂いています。

鉄の溶接がメインとのことで、海の近くですので船舶用?の巨大な配管が何本もありました。

熊本の鉄工所にファイバーレーザー納品

 

 

 

 

小さい方(とはいっても100φぐらいありますが)のパイプをテスト溶接しました。

ポジショナー的な物があったので、そちらをお借りしました。

鋼管のファイバーレーザー溶接

 

 

 

 

ダブルワイヤー(1.6φ×2本)で溶接します。

パイプの周速とワイヤースピードを合わせると、簡単に溶接できました。

レーザー鋼管溶接

 

 

 

 

とてもキレイな仕上がりです。まぁこの手の鋼管にここまで求めなくても良いのかもしれませんが。。

現状、弊社のファイバーレーザーのスイング幅はMAX6mmですので、それが脚長の限界になります。

たまにステンレスもされるとのことで、そちらも設定させて頂きました。

鋼管レーザー溶接後

 

 

以上、納品レポートでした。

弊社ではファイバーレーザー溶接の場合のコツや、レーザー出力設定の考え方や安全面など、納品の際スタッフが必ずお伺いして説明させて頂きます。

正直、ネット販売で買って知識が無い状態で初めて、いきなり仕事として使えるレベルの溶接ができるかと言われれば、そうではありませんので。

用途さえ合っていれば、確実に元が取れる機械だと思っております。

 

購入頂く際はレーザーで溶接予定の母材(材質/板厚)をお知らせ頂き、必要な物品は初回一通り持って行きますので、お客様の方では200V電源、アルゴンガスをご準備頂ければOKです。

気になることはお気軽にお問い合わせください。

今回使用したファイバーレーザー溶接機はこちら

鉄、ステンレス、アルミ、チタン、銅と各種溶接可能。
特に板厚1-6mmのステンレスに超最適。溶接未経験者でもその日のうちに職人さんレベルの溶接が可能です。

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