セメント工場にTIG溶接機のデモに行ってきました。 / ウエルドツール【溶接機専門店】

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セメント工場にTIG溶接機のデモに行ってきました。

2017年06月05日

こんにちは。

 

本日はセメント工場にデモにお伺いしました。

通常、TIG溶接というと、繊細な所の溶接に向いているので、こういった大規模な資材工場などでは基本的に半自動溶接やアーク溶接が多いのですが、今回はTIG溶接機をご入用との事でした。

セメント工場

 

現場で担当の方と軽く挨拶を交わした後、数名の方々が見学に来られましたが、今回のデモではTIG溶接の経験はあるとの事でしたので、私たちはTIG溶接機のセッティングをしたあとは見ているだけでした。

何でも、溶接の資格試験の更新のためにTIG溶接機が欲しい。

また、今までアークで溶接していたものが、素材が変わったことでTIGじゃないと溶接できなくなった部分もあるとの事。

 

しばらくして持って来られた母材なんですが、厚みが8mm程度の錆びた鉄パイプをグラインダーで開先加工(V型の溝切り)したものでした。

仮止めした段階で一周見てみると、さすがに手加工なのでギャップにバラつきがあり、正直なところ大丈夫かな。。と最初は思っていましたが、この方が相当な猛者でした。

鉄パイプをTIG溶接

 

固定されていない不安定なパイプ(途中からバイスプライヤーで軽く固定しました)の溶接だったんですが、ローリング(トーチを8の字を描くように振りながら溶接する方法)でバリバリ溶接していき、かなり手慣れた感じでサクサクと進めていきます。

とにかく「現場でこなしてきた人」という感じで、下準備~本溶接まで手際の良さが半端なかったです。

 

そして3パスで仕上げられ、このようにしっかりと溶接されました。

本人は「アンダーカットが出ているしまだまだですよ」と納得されてない表情でしたが、今までデモにお伺いした中では、手際の良さも含めて一番上手だったと思います。

同じことを私がしようとしたら、3倍時間をかけて、仕上がりも間違いなく汚くなってしまうでしょう。

鉄パイプをTIG溶接②

 

 

錆びた鉄パイプなのに、写真で見るよりキレイに溶接されていました。実物の方がまだキレイに見えます。

この方が上司であれば「なにチンタラやってんだ!」とドヤされる自分が容易に想像できます。。汗

 

 

その後、「機械を使った感じでは、溶接は全然大丈夫ですね。一つ気になったのが、オンオフのスイッチの線が細くて若干頼りなく感じますね。」との事で、上に話してみてまた連絡しますね。と仰っていただきました。

 

頻繁にあるわけではないのですが、確かにオンオフのスイッチのケーブルは、稀に根本で短絡してしまったり、断線してしまったとご連絡いただく場合があります。

ですが、スイッチ程度でしたら、お客様の方で交換可能であれば無償にて発送させていただきますし、トーチの短絡または断線程度の修理でしたら、こちらまで送ってさえいただければ基本的に無償にて修理させていただいております。

 

ここに書いてあるから何でも保証しろと言われても困りますが、基本的にちょっとしたことでしたら柔軟に対応させていただいておりますので、ご安心してお買い求め下さい。

 

今回も快く対応していただいてありがとうございました。

ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

株式会社WELD TOOL 092-206-2006