2019年09月04日
こんにちは。
先日、福岡県のとある大学へTIG溶接機と半自動溶接機のデモに行き、その後2台ともご注文頂いていたのですが、「溶接のやり方を忘れたので助けて下さい!」的なお電話を頂きました。
普段は何度もお伺いするのは時間的に難しく、何にでもアドバイスできるほどの知識も技術も無いのですが、筆者の趣味と同じく車関係の使用用途でしたので、多少は役に立てるかな?と思ったのでお伺いすることにしました。
というか、「個人的に助けて下さい!」とまで言われたので、しょうがないなぁ…的な感じで先輩面しに行ってきました。(笑)
到着し、解体された車があったので、これに何か溶接したいのかなーと思ってましたが
とりあえず作業台を作りたいとのこと。
材料はウチのHPを見て揃えました!とのことだったんですが、何か全体的に弱そうな気が?
肝心の天板は、ミリとセンチを間違えて発注して、フラットバーになってたり…wまぁ慣れてないあるあるですねぇ
とりあえず代わりに買ってこられていた天板は、在庫品が薄い物しかありませんでしたとの事でした。
そのままの大きさで使うのは現状ある材料だけでは強度的に厳しそうだったため、小さく切断することにしました。
グラインダーだとやはり時間がかかりますね。
アングルを切ってもらってます。
グラインダーの使い方とかもアドバイスしました。細かいんですが、理屈を分かってると作業自体も楽に早くできるようになりますし、事故ってからでは遅いですからね。
ちなみに写真はアドバイス前の物です。
3人で交代してグラインダー+切断砥石で鉄板を切りました。
厚み2mm程度、切断長さ600mm?とかでしたが、20分ぐらいガリガリやってたと思います。(笑)
切断砥石もかなり小さくなって、これを毎回はやってられないですね。この厚みなら、プラズマだったら10秒なんですが。
いくらなんでも10秒は言い過ぎでしょーと思ったあなたのために、プラズマ切断機WT-100で切った動画も貼っておきます。
こちらは厚み3mmのアルミ板なんですが、それぐらいの厚みであれば鉄やステンレスでも同じように切れます(最大20mm弱まで切断可能)。確か800mmだったと思いますが、大体15秒ですね。
材料が揃い(?)ましたので、溶接開始です。
こちらはアングルと天板となる鉄板を、半自動溶接機WT-MIG160を使って溶接しています。
写真に写っているのは、TIG溶接機のWT-TIG200ですが。
続いて、TIG溶接です。WT-TIG200を使っています。
同じ個所なんですが、TIGの場合は半自動よりも精密なトーチさばきを要求されますので、こういう体勢じゃやりにくいです。
他にもアングルで枠を組んで剛性を上げたり、足に筋交い的なサポートを付けたり等、することはあったんですが、9時を回っていたので当日はこの辺で終了です。
この後、「ありがとうございました、焼肉食べに行きましょう!」とお誘いいただきました。時間が遅かったためご遠慮させていただきましたが、嬉しかったです。
昔、友人と遅くまでバイク弄りをしていたのを思い出しました。こういうのいいですねぇ(笑)
正直、毎回こうやってお伺いする訳にはいかないのですが、弊社の溶接機、切断機をお買い求めのお客様には、電話やメールにて分かる範囲内にはなりますがサポートさせていただきます。
株式会社WELD TOOL 092-834-2116
車、バイク関係のご相談であれば、担当:古賀 までお気軽にどうぞ。