2021年11月26日
こんにちは関東営業所の磯部です。
以前、TIG溶接機<WT-TIG200>と半自動溶接機<WT-MIG160>をご購入いただいていた
お客様から溶接講習をして欲しいとご要望がありましたので、講習の様子をご紹介いたします。
お客様はバイクいじりが趣味で、「車に乗せる時に使う既製品のアルミスロープ(ラダーレール)
を短く切って自分の使い易い長さにしたい!」また、「バイクをちょっと持上げて整備をする時
の作業台を自作で製作したい!」そうです。
しかしながら、「我流で溶接してみたが… 思うように上手くいかず基本からしっかり覚えたい。」
と、言う訳で講習を受講され、実際に使用するアルミスロープや部材を持参されました。
まず、アルミスロープを溶接するためには、先に板厚3mmのアルミ板で練習します。
いつもの初心者向けTIG溶接講習の順序で練習します。
①適正な大きさの溶融プールをつくる ②溶融プールの幅を揃えながら前に伸ばして真直ぐ進める
③溶融プールの端に適量の溶接棒を入れる
④溶融プールの形成と溶接棒入れを一定のリズムで繰返し前に進める
それが出来るように成ったら実際に2枚の板を突合せ、同じ要領で溶接してみます。
充分上手く溶接出来るようになりました。
それでは練習の応用で、持参されたアルミスロープの溶接が剥がれた箇所を補修するために
溶接してみます。
なんだか本職の溶接工さんみたいで、様になってますね
溶接してみました。練習の成果が出て上手く剥がれていた箇所を溶接できました。
端部で隙間が有ると溶け落ちし易いですし、特にアルミは溶け出しが判りづらく溶接棒を入れる
タイミングが難しいので上出来だと思います。
溶接の要領が判ったので、後は持って帰って自分の好きな長さに切って溶接して詰める
そうです。(大変そう…ですね)
この後、バイクの作業台を製作するための角パイプを半自動溶接できるように講習しまし
たので、また次回、ご紹介したいと思います。
今回は、溶接講習にご参加いただきありがとうございました。また何かご不明な点がござ
いましたらお気軽にご連絡下さい。
弊社の溶接機をご購入いただくと丁寧な操作説明から溶接講習まで行いますので、
初心者でも安心してご使用いただけます。(弊社にご来店頂いた場合)