2024年07月31日
こんにちは。
TIG溶接機の納品取説と、ファイバーレーザーの来店デモがありました。
最近ファイバーレーザーの記事ばかりになってしまっていましたが、通常のTIG溶接機も引き続き販売しておりますので、よろしくお願いします(笑)
まずはTIG溶接機の納品から。
佐賀県伊万里市にある九州プランバー様です。社名出しても大丈夫ですよ!と仰って頂きました。ありがとうございます。
配管関係の会社様で、来年には5倍?ぐらい広い工場を建てるそうです。それは。。追加で溶接機5台必要ですね!
それは冗談なんですが、工場できたら追加で買いますとのことでした。ありがとうございます。
配管がデカい!なんでも180Aとかでローリングして巻くとのことで、空冷TIGトーチだと大手メーカーの物だろうが、熱ですぐダメになるそうです。熱くて持てないですしね。
WT-TIG320Sを納品しましたので、試して頂きます。
(写真を撮り忘れたので、イメージです)
私はこのクラスの配管を溶接することは無いので、最初のセッティングと操作パネルの設定方法をお伝えし、溶接は丸投げしましたw
トーチも熱くないし、溶接もなんか強い?しやすいと仰られておりました。
溶接もさすがですね!出しゃばらなくてよかった(笑)
続いてファイバーレーザーの来店デモです。
持ってこられたのは巨大なダクト?これを大量に作る仕事が入ったそうです。
フランジ部分は板厚5mm程度あるのですが、ガワ部分は板厚1mmです。
現状、TIG溶接でギリギリまで入熱を抑えてビード細めで溶接されているそうですが、1台終えた時点で歪が酷く、ちょっとこれは。。。となったそうです。
正直、控え目に言って、レーザーどんぴしゃ案件です(笑)
ちょっと遠くて溶接されてるかすら分かりにくいんですが、このビード周辺の変色の無さよ(ドヤァ
焼け取りしてませんよ?入熱の低さが分かるかと思います。
何故TIGとレーザーでそこまで差が出るのでしょうか。
TIG溶接の場合、溶接面越しに見ていると、タングステン先端からアークが母材に落ちているのが分かりますよね。
しかし、溶接面無しではとても直視できないぐらい眩しいです。目を瞑っていたとしても、面無しでは顔面日焼けでガングロになります。
これは、アークの大半は母材に落ちており、中心部が最も高温なのは間違いないんですが、実際周りにも相当拡散してしまっているんです。
対してファイバーレーザー溶接の場合、レーザーは集中しています。
めっちゃ真っすぐ母材に向けて放たれます(実際はレンズで集光させているので、僅かに扇形ではありますが)。
周りに全く拡散すること無く、母材をレーザーが当たった局所的に溶かすので、周囲に入る焼けも極僅かです。
結果として熱が周りにかからない分、歪の少ない溶接ができます。
お客様にも試して頂きました。
初めてやってこれです。もう自分いらないです(笑)
ちなみにワイヤーは1.0φと0.8φで試してもらいましたが、今回の歪と焼けを極力出したくないという用途だと、0.8のワイヤーで出力を落として最小のビード幅で溶接するのが合っているかなとのことでした。
動画はこちら
現在、毎月入荷されてはいるんですが、その分は既に予約で埋まってしまっている状況です(納期1か月~程度)。
検討されている方は、早めのご連絡をお待ちしております。
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