TIG溶接機もやってます!WT-TIG320S納品、ファイバーレーザーで巨大ダクト溶接デモ / ウエルドツール【溶接機専門店】

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TIG溶接機もやってます!WT-TIG320S納品、ファイバーレーザーで巨大ダクト溶接デモ

2024年07月31日

こんにちは。

 

TIG溶接機の納品取説と、ファイバーレーザーの来店デモがありました。

最近ファイバーレーザーの記事ばかりになってしまっていましたが、通常のTIG溶接機も引き続き販売しておりますので、よろしくお願いします(笑)

 

 

まずはTIG溶接機の納品から。

佐賀県伊万里市にある九州プランバー様です。社名出しても大丈夫ですよ!と仰って頂きました。ありがとうございます。

九州プランバー

 

 

 

 

配管関係の会社様で、来年には5倍?ぐらい広い工場を建てるそうです。それは。。追加で溶接機5台必要ですね!

それは冗談なんですが、工場できたら追加で買いますとのことでした。ありがとうございます。

配管屋さん

 

 

 

 

配管がデカい!なんでも180Aとかでローリングして巻くとのことで、空冷TIGトーチだと大手メーカーの物だろうが、熱ですぐダメになるそうです。熱くて持てないですしね。

配管

 

 

 

 

WT-TIG320Sを納品しましたので、試して頂きます。

(写真を撮り忘れたので、イメージです)

TIG320S

 

 

 

 

私はこのクラスの配管を溶接することは無いので、最初のセッティングと操作パネルの設定方法をお伝えし、溶接は丸投げしましたw

配管フランジTIG溶接

 

 

 

 

トーチも熱くないし、溶接もなんか強い?しやすいと仰られておりました。

溶接もさすがですね!出しゃばらなくてよかった(笑)

フランジ溶接部

 

 

 

 

続いてファイバーレーザーの来店デモです。

持ってこられたのは巨大なダクト?これを大量に作る仕事が入ったそうです。

ステンレスダクト大型

 

 

 

フランジ部分は板厚5mm程度あるのですが、ガワ部分は板厚1mmです。

現状、TIG溶接でギリギリまで入熱を抑えてビード細めで溶接されているそうですが、1台終えた時点で歪が酷く、ちょっとこれは。。。となったそうです。

ダクト内側

 

 

 

 

正直、控え目に言って、レーザーどんぴしゃ案件です(笑)

ちょっと遠くて溶接されてるかすら分かりにくいんですが、このビード周辺の変色の無さよ(ドヤァ

焼け取りしてませんよ?入熱の低さが分かるかと思います。

レーザー溶接内側

 

 

 

 

何故TIGとレーザーでそこまで差が出るのでしょうか。

 

TIG溶接の場合、溶接面越しに見ていると、タングステン先端からアークが母材に落ちているのが分かりますよね。

しかし、溶接面無しではとても直視できないぐらい眩しいです。目を瞑っていたとしても、面無しでは顔面日焼けでガングロになります。

 

これは、アークの大半は母材に落ちており、中心部が最も高温なのは間違いないんですが、実際周りにも相当拡散してしまっているんです。

 

 

TIG溶接

 

対してファイバーレーザー溶接の場合、レーザーは集中しています。

めっちゃ真っすぐ母材に向けて放たれます(実際はレンズで集光させているので、僅かに扇形ではありますが)。

周りに全く拡散すること無く、母材をレーザーが当たった局所的に溶かすので、周囲に入る焼けも極僅かです。

 

結果として熱が周りにかからない分、歪の少ない溶接ができます。

 

レーザー

 

 

 

 

お客様にも試して頂きました。

 

レーザー溶接テスト

 

 

 

 

初めてやってこれです。もう自分いらないです(笑)

ちなみにワイヤーは1.0φと0.8φで試してもらいましたが、今回の歪と焼けを極力出したくないという用途だと、0.8のワイヤーで出力を落として最小のビード幅で溶接するのが合っているかなとのことでした。

ファイバーレーザー溶接テスト②

 

 

 

 

動画はこちら

 

 

現在、毎月入荷されてはいるんですが、その分は既に予約で埋まってしまっている状況です(納期1か月~程度)。

検討されている方は、早めのご連絡をお待ちしております。

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