2023年12月22日
こんにちは、WELDTOOL関東営業所です。
東京都内で”精密”板金業を営む有限会社若井製作所様に
新発売の<ファイバーレーザー溶接機WT-FL1500>を納品、取扱説明に行ってきました。
若井製作所様では、他社では困難な寸法の厳しい、精度の高い精密板金加工や切削部品を専門
に行っているそうです。
↓↓ ※クリックするとHPページへ移動します。(ご興味のある方はご覧下さい)
都内なので、工場自体は広くないですが高度な板金・加工機械が所狭しと置いて在りました。
そして、精密な作業をしてるため、工場内にはホコリが無くきれいに清掃されてました。

実は今回、ご注文を頂く前には溶接デモの依頼があり、ご要望はアルミの板厚1.0mmを突け合せ
で裏波溶接をしたいとの事でした。
今までは、苦労してTIGで溶接しており、厚みが1.0mmしかないのに開先をとり、ギャップを開
けて溶接電流を下げて溶接してたそうです。 😯
(溶接サンプルを見せてもらいましたが、企業機密のため写真は撮りませんでした。)
これをファイバーレーザーで溶接すれば、もっと容易にできるのでは!と期待され…
これは結構難易度が高いです。
それで、実際にデモでファイバーレーザー溶接機で試してみて貰いました。
サンプル写真です。<アルミ1.0mmの突け合せ溶接>

このデモでファイバーレーザー溶接機の性能を確認され、ご注文、納品になったという訳です。
それでは、納品、取扱説明の話しを進めます。
工場に訪問しすると、設置場所の溶接作業場は、事前にしっかりとアルミ板で囲い遮蔽してました。
聞くところ、丁度、選挙カーの製作依頼があり、その材料を利用して制作したそうです。(笑)

溶接に関してはプロフェッショナルなので、取扱いの注意点や操作説明、レーザー溶接の方法を
説明しました。その後に実際に溶接を試して貰いました。


トーチは、とても軽量コンパクトで持ちやすく操作性が良いです。

やはりアルミの薄板でいろいろと溶接を試され、レーザー溶接の感覚を掴んでました。

最後にクリーニング機能でC型チャンネルの黒皮を剥離して試して貰いました。

若井製作所様は、このファイバーレーザー溶接機を導入することで、今までTIG溶接では
困難であった、更に難易度の高い加工品に挑戦したそうです。楽しみにしております。
この度は、弊社のファイバーレーザー溶接機WT-FL1500をご購入頂き
誠にありがとうございました。また、撮影にご協力頂きありがとうございました。<(_ _)>
また何かご不明な点がございましたらお気軽にご連絡下さい。
ご購入頂いた場合は、弊社スタッフがお伺いして納品し、使用方法を説明させて頂きます。
ご不明点はお気軽にお問い合わせください。
また、下記店舗にてデモやお試しが可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
【溶接機の専門店 株式会社WELDTOOL】
<本 社> 福岡県福岡市西区吉武 380-2 TEL:092-834-2116
<関東(営)> 埼玉県八潮市木曽根 1229-1 TEL:048-954-8901
2023年12月08日
こんにちは、WELDTOOL関東営業所です。
埼玉県で板金加工を請け負う株式会社富士精工様に
新発売の<ファイバーレーザー溶接機WT-FL1500>を納品、取扱説明に行ってきました。
事の始まりは、
富士精工様より見積依頼があり見積書を送ると、直ぐに電話があり第一声「注文したい!」と
言われ、まだ物も見ず、価格的にも?と思い正直戸惑いました。
「弊社の関東営業所が同じ埼玉県内に在るので、一度、実機を見て確認して欲しい」と、
お勧めしたのですが、社長は若手で先見の目が有るようで、以前よりレーザー溶接機に興味があり
随分調べていて、「これからの時代は、これだ!」「これで職人さんを楽にさてあげたい」(涙)
との思いで購入を決断したそうです。
という事で、さっそく納品の段取りを行い工場に訪問しました。
工場を見ると板金・金属加工機など立派な設備をされていました。


そして、熟練の職人さんの雰囲気が漂ってました。 😯

先ずは、セッティングです。設置したい場所のスペースを空けておいてくれ、
ピッタリと収まりました。

それでは、TIGや半自動溶接機であれば、操作方法と溶接方法を説明するところですが、
ファイバーレーザー溶接機の場合には、最初に取扱いの注意点や安全対策について確りと説明
します。その後に操作と溶接方法の説明になります。
説明も終わり、交代しながら溶接を試してみました。


溶接方法が分かると、実際に試してみたい材料を溶接してみました。
よく有るボンデ鋼板です。ボンデ鋼板は表面が亜鉛メッキ処理されているので、溶接した時
の熱によりメッキが燃えて煙(ヒュームガス)が多く出ますが、ファイバーレーザー溶接は、
TIG溶接に比べて溶接速度が何倍も速いのでメッキの焼けや煙が少なくすみます。
<↓↓↓ 動画でご覧下さい。>
続いて丁度、角パイプでフレーム(枠)をTIG溶接で製作されていたので、代わりにファイバーレーザ
ー溶接機で溶接してみました。

TIG溶接するよりも、極限にビード幅が狭く、余盛も少なく溶接できますので、後の仕上げで
溶接ビードを削り研磨する作業が楽で時間短縮になります。
ですが、代わりに溶け込み(深さ)が心配なようで、溶接ビードを削って確認されました。
十分に溶け込んでます。ファイバーレーザー溶接は見た目よりも深く溶け込みます。

溶接方法が分かったところで、今度は錆取り(クリーニング)機能を使ってみます。
<↓↓↓ 2本まとめて動画でご覧下さい。>
最後にこんな物を持ってきて試しました。
紙ヤスリ等を使って手作業で錆を落とすのは結構手間だと思いますが、
これなら作業が楽になると思います。
ファイバーレーザー溶接機の操作や溶接方法が分かり、後は職人さん達なので、
いろいろと使ってみてながら習得していくと言われ、取扱い説明が終わりました。
今まで、TIG溶接で時間と手間を掛けていた作業を代替えして貰えれば、職人さんの負担を
軽減できます。
勿論、すべてをTIG溶接からファイバーレーザー溶接に代替えはできません。
其々にメリット、デメリットが有り、其々の特徴を活かす事で能率アップし生産性と品質を
高め会社の成長に役立てて欲しいと思います。
この度は、弊社のファイバーレーザー溶接機WT-FL1500をご購入頂き
誠にありがとうございました。また、撮影にご協力頂きありがとうございました。<(_ _)>
また何かご不明な点がございましたらお気軽にご連絡下さい。
ご購入頂いた場合は、弊社スタッフがお伺いして納品し、使用方法を説明させて頂きます。
ご不明点はお気軽にお問い合わせください。
また、下記店舗にてデモやお試しが可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
【溶接機の専門店 株式会社WELDTOOL】
<本 社> 福岡県福岡市西区吉武 380-2 TEL:092-834-2116
<関東(営)> 埼玉県八潮市木曽根 1229-1 TEL:048-954-8901
2023年11月24日
こんにちは。
先日、山梨県のお客様よりファイバーレーザー溶接機のデモ依頼を頂きました。
ただ、レーザー溶接機自体が重量があり、車への積み込みが一人では難しいのでお断りしようか悩んだのですが、自分が手伝いに行けばいいかと思い、行ってきました。
久しぶりに飛行機に乗りました。慣れていないので空港に早く着きすぎて、しばらく展望デッキから離着陸を眺めていました。
ちょっと気になって調べてみたら、離陸時の速度は300キロ程度だそうです。意外と遅い速度で離陸できるんですね。。

何とか間違えることなく電車を乗り継いで、WELDTOOL関東営業所に到着です。
さすが関東、空港で荷物を受け取って、待ち時間殆ど無く電車が次々にやってきます。

きちんと整理整頓されてますね!明らかに本社よりキレイです(笑)

しばらくテストをして、明日に備えてファイバーレーザー溶接機を積み込みました。
100キロオーバーですので二人がかりですが、磯部さん自作ラダーのおかげで無事積み込めました。

今回お伺いしたのは、山梨県のカーショップ様です。
厚い塗膜を剥がすのに苦労されているそうで、特にキャリパーは耐熱塗装で塗膜も厚く、形状も立体的で電動工具も届かないので大変ですとのこと。
それをレーザーの錆取り機能で落とせれば楽なんですけど。。他にも色々と試してほしいから、良かったら実演できませんか?とのことでした。
錆取りや薄い塗膜であれば剥がしたことがありましたが、キャリパーの耐熱塗装となると、正直やってみなければ分かりませんでした。
結果は動画を見て頂くのが一番早いと思いますのでどうぞ。
キャリパーのレーザー塗装剥がし

アルミホイールのレーザー塗装剥がし

結果はほぼアルミ地がむき出しになりました。
多分やったことのある人にしか分からないと思いますが、キャリパーにせよホイールにせよ、耐熱塗装は本当に塗膜が厚くて強固なんです。
動画では分かりずらいんですが、最初にバチバチ燃えているのは塗料です。
バチバチが無くなったら、殆ど塗装は剥がれています。
アルミはレーザーを反射する性質があるので、焦点合わせや反対側に人が立たない等要注意なんですが、そのおかげか塗装が剥がれてしまえばアルミ地には殆どレーザー痕が残りません。
レーザーで9割方は速攻で剥がれる(燃える)ので、その後必要に応じて手作業で軽くサンディングする程度で、塗装を始めるまでの時間はめちゃくちゃ短縮できます。
また、薬品に比べると、電気代もたかが知れてます(最大出力でも200V/25A程度しか食いません)。
グラインダーで剥ぐのは、立体的なキャリパーは形状的に不可能ですし、ホイールは大きいので1時間程度では間違いなく、上から塗装をできるレベルには落とせません。
また、グラインダーの荒いペーパーを使えば、地肌のアルミまで削ってしまい、ガタガタになってしまいます。もうこうなっては自分で削った地肌を修正する作業との闘いになってしまいます(汗)
また、塗装剥がしの液体も売ってありますが、1回塗っただけでは確実に落ちません(スケルトン、ガスケットリムーバーと数種類試しましたがダメでした)。
3-4度はハケ塗り→ヘラ剥がし→水洗いを繰り返すことになります。しかも薬品が強烈ですし、手に付くのは避けられないので、作業中に指紋持ってかれます(苦笑)
1本2-3千円の塗装剥がし液を使い、塗り剥がしを繰り返して手間と時間を使い、結局はキレイに落ちないので、薬品でぐちゃぐちゃになったとこを手作業でサンディングです。
それならサンドブラストをかければいいと思いますよね?
しかーーし、、サンドブラストはそれはそれで大変なんです。
まず、キャビネットは邪魔なんで安易な気持ちで外でブラストかけてみますが、周りにメディアが散らばって、もう至る所砂まみれです。
煙くて保護メガネとマスク着用するんですが、メガネは曇りまくりで気持ちよく作業できません。細かいメディアを吸いながらの作業で、明らかに肺に悪いです。
それじゃあメディアの散らばらないウェットブラストは…?
キャリパーの耐熱塗装相手には全く通用しません。水浸し&砂まみれですし、何だかんだ砂が飛んできて痛いです。
また、野晒しブラストはメディアは回収できませんので、再利用できません。垂れ流しの至る所砂まみれです。
はい、ここまで筆者の実体験です(笑)
やった事ある人にしか分からない内容ではありますが、もう二度とやりたくない作業。。。。サンドブラストキャビネット用意して、これはもう本格的にやるしかないかなと思っていました。
ホイールガリキズとかクラックとか慣れた物であれば、溶接自体はそんなに大変ではないんですが、それ以上に塗装を剥がすのがメチャメチャ大変です。
今回レーザーブラスト(?)を試してみて、マジで楽でした。サンドブラストと違って回りにメディアが飛び散ったりしないのもいいですね。
自分の車のキャリパーも塗装剥げまくりで、面倒で放置してたんですが、近々塗装し直そうと思います(笑)
続いてステンレスマフラーの焼け取りです。
これは大丈夫だろうなと思っていましたが、普通にできました。
アルミよりもレーザーの痕が母材に残りますので、出力を絞って行った方がいいですね。
レーザーでザックリ剥がした後で手作業で軽く磨けば、最初から手作業磨きよりも時短になるかと。
続いて薄板ステンレスの溶接です。
板厚は0.5mmです。TIG溶接だと、トーチを早く送りたいんだけど、プールは切らさずついてきてるのを見ていないといけない。普通のTIGだと私の腕では高確率で穴が空いて補修するハメになるかと。。。(汗)
レーザー溶接だとこんな感じです。
SUS0.5t

板厚が薄いので慎重になって、下準備に手間取ってますが、溶接している時間はものの3秒ぐらいです。
これは会社で試して分かっていたことなんですが、スイング周波数とレーザー出力、またスイング幅の設定が重要で、それらを端材である程度合わせてしまえば、このスピードで流せます。
レーザー溶接機は重量があるため、デモにお伺いするのは大変なんですが、他にもデモ希望のお客様もいらっしゃったため、関東圏内3件まとめてデモさせて頂きました。
こちらのカーショップ様含む2件はその場で受注頂き、もう1件も前向きにご検討頂き、ありがとうございました。お伺いした甲斐がありました。
2023年11月02日

こんにちは!
ファイバーレーザー溶接機を福岡県のお客様に納品してきました!
ご購入いただいたお客様は鉄などの加工や製作を事業とされているお客様です。
なんと、今回は1500Wではなく少し大きめの2000Wのモデルになります。
ですので、ワイヤー送給装置は2つついていて、俗に言うダブルワイヤーになります!


通常のワイヤー送給装置より大きいでしょ?(笑)
ここからワイヤーが2本出てくると言う訳です。

準備をしまして、使い方などを一から一通り説明させていただきました。

説明を熱心に聞いてくださり、メモまで取っていただいておりました。慣れるまでは操作等は不安かと思いますが、
納品時にしっかりと説明をさせていただきます。また、取扱説明書もお渡しいたしますのでご安心ください。
ファイバーレーザー溶接機は便利ですが、扱い方を間違うと非常に危険ですので、その危険性も同時に説明させていただいております。


ダブルワイヤーを使って鉄の溶接の練習です!2000Wのファイバーレーザー溶接機は1500Wのモデルよりもビード幅等が広くすることが可能です。
黙々と練習をされておりました。

ファイバーレーザー溶接機はコツさえつかんでしまえば、初心者の方でも綺麗に早く溶接することが出来ます!
練習は必要ですが、どんどん上手になっていますね!
錆び取りのレンズに交換する方法やノズルを交換する手順も説明させていただきます。

レンズとノズルを交換して実際に錆び取りをやってみます。

錆び取りを見たお客様は「やっぱりすごい!」とおっしゃられていました。
黒皮、サビなどグライダーでは届かないような場所も、レーザーであれば簡単に取り除くことが出来ます!
最後にレーザー切断を行いました。

レーザーでの切断なのでくれぐれも注意してください。
切断に圧縮エアーを使用する場合、エアータンクや配管内の水分がトーチ内部に
入り込み故障の原因になりますので、エアードライヤとフィルターが必要に成ります。
又は窒素ガス(ボンベ)を使用します。

切断面も思った以上に綺麗です!
このファイバーレーザー溶接機を導入すれば、今まで行っていた作業が1、5倍、2倍と効率よく作業できると喜んでいただけました。
確かにお値段はそれなりにしますが、導入することで生産性を上げ、今まででは間に合わなかった作業も、ファイバーレーザー溶接機があることで、対応できるようになるかもしれません!
最終的に導入してよかった言ってもらえるように私たちも全力でサポートさせて頂きます。
そして最後に、お客様は「とてもワクワクしてきた!」と言われていました。
この度は、弊社のファイバーレーザー溶接機をご購入頂き誠にありがとうございました。
また、撮影にご協力頂きありがとうございました。
また何かご不明な点がございましたらお気軽にご連絡下さい。
福岡近郊であればデモも検討します。関東はスタッフ一人ですので、
重量物を持って行くのはちょっと厳しいです…が、11/14又は11/15であれば可能です。
また、下記店舗にてデモやお試しが可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
【溶接機の専門店 株式会社WELDTOOL】
本社:福岡県福岡市西区吉武380-2 TEL:092-834-2116
関東(営):埼玉県八潮市木曽根1229-1 TEL:048-954-8901
溶接機・切断機のことならWELDTOOLにご相談ください!
ご不明な点がありましたら、
お気軽にお問い合わせ下さい。
2023年10月31日
こんにちは、WELDTOOL関東営業所です。
静岡県富士宮市でプラント工事やプラント業務を請け負う東海工業株式会社様に
新発売の<ファイバーレーザー溶接機WT-FL1500>を納品、取扱説明に行ってきました。
↑↑↓↓ ※クリックするとHPページへ移動します。(ご興味のある方はご覧下さい)
東海工業㈱様から弊社Webサイトより問い合わせを頂き、その後、電話で少しお話ししただけで、
即答でご注文を頂き少々驚きでした!
既に他社と比較されており弊社の方がコスパが高く、そして小型で軽量なのも決めてだったそう
です。(現場に持って行きたいそうです。重量 100Kg位あり 🙄 )
訪問すると、広々とした立派な工場でした。
作業者は社長を含め5~6名居るようで、そして、若いプロ集団って感じでした。 😯
普段は現場作業で外に出ているそうですが、この日の為に皆さんに集まって頂きました。

溶接機は事前に配送していたので、半自動溶接機やTIG溶接機の扱いに慣れているお客様が先に
粗方の設置、セッティングをしてくれており助かりました。

また操作説明もお客様が先に取扱説明書を読んでほぼ理解されていたので、これも助かりました!
と言う事で、さっそく交代しながら溶接を試されました。


ファイバーレーザー溶接機の用途は、やはりステンレスの薄板が主なので、2.0mmの板で溶接を
試しました。
ファイバーレーザー溶接機は簡単に溶接できてしまうので、プロの溶接工さん達にとって
は朝飯前です。そのため溶接よりも取扱いの注意点や安全性について説明しました。

つづいて、ステンレスの溶接をしたあとのビードの焼け取りをしました。
このファイバーレーザー溶接機は、なんと!焼け取りが簡単で早く、キレイに出来ます!

「スッゲーな!コレ、 😯 」と、驚いてました!
<↓↓↓ 参考に動画でご覧下さい。>
更に切断です! ステンレスの薄板を切断してみました。(切断能力は3mm程度)
プラズマ切断より早く、そして切口が凄く細いので切断精度が高いです。

<注意> 切断に圧縮エアーを使用する場合、エアータンクや配管内の水分がトーチ内部に
入り込み故障の原因になりますので、エアードライヤとフィルターが必要に成ります。
又は窒素ガス(ボンベ)を使用します。
最後にクリーニング(表面除去)機能です。錆び、黒皮、塗装面の除去もできます。
グラインダー等を利用するより楽に表面除去が可能です。とくに凹凸のある部分や狭い部分の剥離は
グラインダー等入らないことがありますが、レーザーなら楽に剥離することができます。
<↓↓↓ 参考に2本まとめて動画でご覧下さい。>
<錆びの除去>
<配管継手の黒皮の除去>
TIG溶接で配管の継手を溶接する時に黒皮がハジいてタングステンに付き邪魔するため、
溶接個所は予めグラインダーで黒皮を削りとるのですが、これが結構手間なんですよね。
ファイバーレーザー溶接機で簡単に早く除去できれば作業能率アップですよね。

. <上:除去前 / 下:除去後>
. 画像では色合いが分かりにくいですが
. 確り除去されてます
一通り、機能の操作や溶接方法の説明も終わり、
お客様が実際に溶接したいものを見せてくれました。ファイバーレーザー溶接機の導入の目的は、
下の画像のようなステンレスの薄板の溶接に使用し、溶接作業の時短だけでなく、溶接後の歪みを
極限に抑え、高い寸法精度や高品質な製品にしたいそうです。


今まではTIGで溶接してます。プロなので溶接は凄く上手いのですが、どうしても歪みに困っている
そうです。「この歪みをなんとかしたい!」という思いで、ファイバーレーザー溶接機を導入され
ました。
このファイバーレーザー溶接機が、作業能率、生産性、製品の品質向上に役立ち、東海工業㈱様の
さらなる発展の一助となれば幸いです。
この度は、弊社のファイバーレーザー溶接機WT-FL1500をご購入頂き
誠にありがとうございました。また、撮影にご協力頂きありがとうございました。<(_ _)>
また何かご不明な点がございましたらお気軽にご連絡下さい。
福岡近郊であればデモも検討します。関東はスタッフ一人ですので、
重量物を持って行くのはちょっと厳しいです…が、11/14又は11/15であれば可能です。
また、下記店舗にてデモやお試しが可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
【溶接機の専門店 株式会社WELDTOOL】
本社:福岡県福岡市西区吉武380-2 TEL:092-834-2116
関東(営):埼玉県八潮市木曽根1229-1 TEL:048-954-8901
2023年10月30日
こんにちは。
先日、広島から福岡までファイバーレーザー溶接機WT-FL1500を見に来られたお客様からご注文を頂き、今回はこちらから使用方法の説明へお伺いしました。
博多駅から福山駅まで新幹線移動中、暇だったのでスマホアプリでスピード測定したり。
最高速は300キロ出ていました。笑

福山駅からは少々距離があったので、電車を乗り換えつつ

降り立った駅は。。無人(;’∀’)タクシーどころか車すら通りません(汗)普段電車に乗らないので、そこまで考えていませんでした。福山から直接タクシーで行けばよかった。。
お客様に迎えに来てくださいと言うのは。。うーん。。。調べたら近くにタクシー会社さんがありましたので、助かりました。

無事辿り着きまして、レーザー溶接機WT-FL1500のセッティングに取り掛かります。
ご注文頂ければ、後日スタッフが説明にお伺い致します。

ステンレスの溶接が8-9割方を占めるとのことでした。一周2Mぐらいありそうな、C型の大きなステンレス製品です。
こういった品が大量にあるので、TIGだと時間がかかるのでレーザーで効率よく進めたいとのことでした。

トーチですが、その辺に横倒しにして置きたくなるんですが、それだとレーザー発射口が真横を向いて危ないです。
また、トーチ内部にはレンズ微動用モーター等入っており、何気に精密品ですので、地べたにガチャンと置くのも良くないです。
たまたま近くにH鋼の切れっぱがありましたので、それにトーチスタンドを固定しました。

セッティングが終わり、使用方法や安全性対策を念入りにご説明し、試して頂きました。
安全ロックは常にONで作業し、トーチ先端パーツを交換する時などは必ず発振器の電源を落としておくこと。
また、作業中は反射的にトーチを横に向けてしまう事もあるのですが、常にレーザーポインターの出ている方向を意識して、人がいる方へ向けないようにするのが重要です。

初めてご利用頂きましたが、既に職人さんのTIG溶接よりキレイで速いです。
ワイヤー有りで溶接している為、ナメ付けより強度も出ます。半自動のようなスパッタも全く付着しません。
その後も端材をお持ちいただき、条件を微調整しながら熱心に試されていました。
スイング周波数とスイング幅は、結構細かく調整した方がよりキレイに仕上がります。

一通り説明を終え、帰りは福山駅まで送って頂きました。めちゃめちゃ助かりました。ありがとうございました!
あと、ラーメン一丁も食べた事の無い味でバリ旨でした(´∀`*)ウフフ
ファイバーレーザー溶接機納品の際には、弊社スタッフがお伺いし、時間をかけてしっかり説明させて頂きます。
値段が値段ですので、ネットで売りっぱなしにはできないですからね。
ですので現状、行ける範囲内(福岡県近郊or埼玉県近郊)での販売となっております。
福岡近郊であればデモも検討します。関東はスタッフ一人ですので、重量物を持って行くのはちょっと厳しいです。。が11/14or11/15であれば可能です。
下記店舗にてテスト可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
溶接機の専門店 株式会社WELDTOOL
本社 福岡県福岡市西区吉武380-2 TEL:092-834-2116
関東(営)埼玉県八潮市木曽根1229-1 TEL:048-954-8901
2023年10月20日
こんにちは、
今回、バイク屋さんのお客様は、「作業する場所に電源200Vが入ってないので、家庭の電源
100Vでアルミの溶接がどこまで出来るのか?」とのことで、デモを見たいと来店されました。
溶接機は最新式の<直流/交流 TIG溶接機 WT-TIG200K>。電源が100Vと200Vの兼用で、
こちらは、なんと!家庭の電源100Vでも交流でアルミ溶接ができるタイプです。

お客様は実際に溶接したいもの持参され、見るとBMWバイクのシリンダーヘッドカバーでした。
バイク乗りや好きな方は、すぐに分ると思いますが、バイクに乗っているとシリンダーヘッド
カバーを良く擦ってしまうそうです。
このBMWのカバーは、アルミ製(鋳物)なので擦ると、放熱フィンが欠けたりガリ傷みたいに
なってしまうそうです。
これ位の損傷で毎回交換していたら高くついてしまうので補修(肉盛溶接)して治したいそうす。

それでは、実際に電源100Vで溶接してみます。
先ずは、手は初めに放熱フィンが細かく欠けている箇所を肉盛溶接します。

この放熱フィンは、厚みが2mm位で薄いので溶接電流は弱めにし70Aでいきます。
そして大事なのは、交流周波数を80Hzに上げます。アークの集中性が良く成り、薄物の溶接が
容易になります。(この溶接機には、こんな優れた機能もあります!)

こんな感じで肉を盛ってみました。

あとは、上手く削って仕上げるそうです。
今度は、こちらの深く欠けてなくなってしまった部分を肉盛溶接します。

こちらは、一回で肉盛りできないので、数回に分けて多層盛りします。
交流周波数は80Hzまま変えませんが、溶接電流は最初は70Aから初めて一層溶接する毎に熱の入り
具合をみながら下げていきました。そうでないと溶け過ぎてしまい上手く肉が盛れません。

最後は、カバーの厚みがある箇所が幅広くエグレてしまってます。
電源100Vで(最大溶接電流:120A)で、溶接できるかお客様は知りたかったようです。

溶接電流を90Aに上げます。(肉厚が有るので、確り溶かすために電流を上げます)
交流周波数は60Hzに下げます。(幅広く熱を確り入れたいので、アークを広げます)

難なく溶接できました! 😀

お客様は、電源100Vでここまで溶接できたのをみて十分納得され、ご購入いただきました。
ありがとうございます。
この度は、直流/交流TIG溶接機 WT-TIG200Kをご購入頂き誠にありがとうございました。
また、撮影にご協力頂きありがとうございました。<(_ _)>
また何かご不明な点がございましたらお気軽にご連絡下さい。
2023年10月06日
こんにちは。
新発売のファイバーレーザー溶接機WT-FL1500。
発売前からお問い合わせを数多く頂いており、納品先日は設備屋さんに納品/取説に行ってきました。

今まではTIG溶接で全周溶接されていたそうです。
こういったダクトの場合、溶接量が多く、TIG溶接だとかなり大変なのが想像できます。

レーザー溶接機は特殊な機械ですので、納品時に使用方法のご説明をさせて頂きます。
重量物ですので、場所によってはレーザー溶接機のみ先送りさせて頂き、後日弊社スタッフがお伺い致します。

お客様にも試して頂きました。
溶接スピードが極めて速いので、作業時間の短縮に繋がります。また、習熟度による仕上がりの差も少ないです。

こちらは筆者がほぼ初めてレーザー溶接を使った時の動画です。
板厚2mmのステンレスですが、かなりの頻度で使われる素材なのではないでしょうか?
ファイバーレーザー溶接の場合、半自動溶接に近い感覚で、職人さんが行ったTIG溶接並みの仕上がりで溶接できます。
筆者はステンレスのTIG溶接が得意ではありません。ステンレスはちょっと気を抜くと、すぐ酸化して黒くなってしまいます。。。
マイクロTIG溶接機であれば酸化無しで溶接できますが、溶接スピードは、正直、溶接工の方々からすれば仕事になるレベルでは無いと感じます。
もちろん極薄板(動画は0.6mm)の溶接や、細い棒の溶接など、用途的に合う業種はありますが。下の動画は所々早送りしています。
ステンレスの薄板溶接がメインの会社様であれば、この速度と仕上がりならば、導入コストを考えても数年で回収できるのでは?と感じます。
メインの仕事は他にあって、それに付随する感じでたまに溶接もある会社さんの場合は、回収できるかは分かりませんが、作業性や人を選ばず使えるのはメリットかと。
詳細はこちらからご確認下さい。(ファイバーレーザー溶接機WT-FL1500)
福岡及び埼玉の営業所にて実機をお試し頂けます。
また、ご購入頂いた場合は、弊社スタッフがお伺いして納品し、使用方法を説明させて頂きます。
ご不明点はお気軽にお問い合わせください。
2023年10月03日
こんにちは。溶接機の専門店ウエルドツールです。
先日弊社へ来店いただき、実機を試してもらったお客様から
注文がきましたので今回は納品、取説に行ってきました。
納品した機種はノンガス兼用半自動溶接機WT-MIG160と
エアーコンプレッサー内蔵プラズマ切断機WT-30Cです。

ノンガス兼用半自動溶接機は、従来の溶接において必要だったガスの使用を
不要とする機能を持っています。これによりガスの供給や交換の手間が省け、
作業の効率が向上が見込めます。
弊社の溶接機(WT-MIG160)では本体の+-の端子を入れ替えるだけで
ガス溶接、ノンガスの切替になります。

エアーコンプレッサー内蔵プラズマ切断機は言うまでもなく
コンプレッサー内蔵なので準備の手間が省け、持ち運びも楽になります。
電源さえあれば使用可能なので屋外やDIYなんかでも重宝されます。

今回切断機、溶接機の用途としては配管に穴を開けて、
かぶせものをして溶接するといった感じで一通りの流れを試していただきます。

先ずは切断機から。
使用方法を説明してこちらで切断テストを行います。

エアーコンプレッサー内蔵だと力不足と疑問に思う人もいると
思うんですが、この通り5mm程度のものならばスムーズに切断出来ます。
お客様にも試してもらいました。



以前はホールソーで穴を開けてたらしく、その時は
時間がかかり、刃もすぐダメになり交換の手間もコストもかかるとの事でした。
プラズマだと切断スピードに驚かれていました。

その後、他にも色々と切断を試してもらい
続いて半自動溶接機です。配管はとりあえず塞がればいいらしく、
今回はノンガスで溶接します。

板厚約4~5mm、電圧は本体にある参考値で設定します。




その後もテスト溶接をされ、私が帰宅する間際まで練習をされていました。
新しい溶接機の導入により、効率的な溶接や切断作業が可能となり、
微力ながら生産性の向上のお手伝いをさせていただければと思います。
この度は弊社の溶接機をご購入いただき誠にありがとうございました。
溶接機、切断機について何かご不明な点がございましたら
お気軽にご連絡下さい。
溶接機・切断機のことならWELDTOOLにご相談ください!
ご不明な点がありましたら、
お気軽にお問い合わせ下さい。
2023年09月28日
こんにちは、
アルミの鋳造製品の製造会社様に水冷ユニット搭載 TIG溶接機 WT-TIG320Sと
パルスミグ溶接機 WT-MIG225ALのデモを行い納品しましたのでご紹介いたします。

写真ではこの鋳造製品の大きさが伝わらないと思いますが結構大きいものです。
この大きさの鋳物を、これだけの数を製造しているとバラつきがでて、下の写真の様に
後で凹みなどを肉盛溶接をして仕上げるそうです。
この肉盛溶接、凄く上手い 😯 外注先の熟練の溶接工さんが溶接したそうですが、
お客様は、これれからは内製したいとの事で、この溶接サンプルを持参され
「これと同じ様に溶接がしたいが、TIG溶接機 WT-TIG320Sで出来るか?」とのご要望でした。
お答えは「このTIG溶接機は、最大出力電流が320Aの水冷式(水冷ユニット搭載)です。
この溶接を見ると溶接電流は180A~250A位で、溶接トーチは水冷式なので連続で溶接しても
大丈夫です!」、「ですから、溶接機には十分な性能が有りますのでが、あとの溶接の仕上り
は腕次第になります」。
それでは、実際に溶接をして見てもらってから、試して貰う事にしました。
お客様は溶接経験が無いようなので、アルミ溶接の方法とコツをレクチャーしました。
先にアルミ板で練習してもらい、それから実践です。

TIG溶接(アルミ)は初体験でしたが、この鋳物は、けっこう肉厚が有るので溶接電流を高めにし
て、しっかりと熱を入れて、ゆっくりと溶かせば良いので、そんなに難しくないです。
※補足ですが、アルミのTIG溶接棒には種類が有り、割れを発生し易い場合やアルミ鋳物の
溶接には、耐高温割れに強い<A4043>が適しています。(汎用性の高い棒は<A5356>)

<実践①>
凹みは小さいが深いので、2~3回に分けて多層盛りしました。

<実践②>
凹みの範囲が広いので、無理をせずに一回で溶接せず何回かに分けて肉盛しました。

熟練の溶接工さんのような仕上りはできませんが、初めてのTIG溶接にしては上出来だと思います。
いずれにせよ、仕上げで表面は削ってしまうため、外観の見た目は必要ないので。
もう少し慣れてきたら、無駄に盛らないように良く溶かして肉盛すれば、削る量が少なくなるので
作業能率が良くなります。
お客様は、溶接機の性能、能力に十分満足され、「あとは腕次第だね!」と、ご注文頂きました。
😀 ありがとうございます。
お客様の工場は同じ県内だったので後日、納品と併せて操作説明、溶接のレクチャーにご訪問しました。


TIG溶接での肉盛溶接は、ここまでだったのですが、数か月後に今度は半自動溶接機でアルミの
鋳物の肉盛溶接をしたいと来店されました。
半自動溶接機で溶接したい理由は、鋳物の奥まった箇所を肉盛溶接したくTIG溶接機のトーチや
溶接棒が入らないので、との事でした。


見ると確かにTIG溶接では作業しにくそうです。
半自動溶接であれば多少遠めから狙って溶接出来そうです。
しかも、この鋳物が4000個位有るそうで、半自動溶接の方が圧倒的に作業時間短縮に成りますね。
それでは、実際に溶接して試してみます。
溶接機は、パルスミグ溶接機WT-MIG225ALで溶接します。
この溶接機は、アルミに特化した溶接機でパルス制御(スプレーアーク)により、アークが安定し
低スパッタで高品質なアルミMIG溶接が可能です。
また、アルミワイヤーは、やはり鋳物に適した<A4043>を使用します。

溶接結果です。
難なく溶接できましたが、予想した通り、溶接スタート部の余盛りが高く成ってしまいます。
これは、熱伝導が良いアルミ特有の半自動溶接の欠点です。

しかし、お客様は、「いづれにせよ、溶接後に面を機械加工で削るので、全く問題無いです。」
とのことで、この結果に十分満足されました。
また、今までTIG溶接で肉盛溶接していた物も、ケースバイケースで半自動溶接すれば作業効率が
上がるという事で、パルスミグ溶接機もご注文頂いたました。 😀
ありがとうございます。
この度は、弊社のTIG溶接機 WT-TIG320Sとパルスミグ溶接機 WT-MIG225ALを
ご購入頂き誠にありがとうございました。
また、撮影にご協力頂きありがとうございました。<(_ _)>
また何かご不明な点がございましたらお気軽にご連絡下さい。
近県であればデモにお伺いしていますので、ご希望の際はご連絡ください。
(福岡と埼玉に店舗があります。もちろん来店もOKです。)